16 TB までのファイル

64 ビット版 EmEditor では、メモリが許す限り、16 TB (17,592,186,044,415 バイト) または 1.09 兆行 (1,099,511,627,775 行) までのファイルを開けるようになりました。32 ビット版では、256 GB (274,877,906,943 バイト) または 21.4 億行 (2,147,483,647 行) までのファイルを開けるようになりました。さらに大きなファイルを開く場合には、本体に内蔵されている巨大ファイル コントローラを使用することができます。

EmEditor は、どんなサイズのファイルも速く開くことができるようになっています。EmEditor で巨大ファイルを開こうとすると、メモリを使い果たすのではなく、ディスク上のテンポラリ ファイルを使用します。一方、他の多くのエディタでは、ファイルを開こうとすると、メモリ上でファイル全体を保持しようとするため、最終的にファイルを開くことに失敗してしまいます。既定では、EmEditor では、300 MB 以上のファイルを開こうとすると、一時ファイルを使用します。この値は、[カスタマイズ] ダイアログの [高度] タブで表示、編集できます。これ以上のサイズのファイルを開こうとすると、一時ファイルを使用するだけでなく、複数行コメントなど、一部の強調機能が無効になります。行の折り返し機能も、速度への最適化のため無効化されます。巨大ファイルを開く場合には、一時ファイル フォルダに充分なディスク残り容量が存在することを確認してください既定の一時フォルダは、%TEMP% 環境変数で指定されているシステムの一時フォルダです。このフォルダは、他の充分に余裕のあるディスク上のフォルダに変更できます。

EmEditor のマルチスレッド デザインにより、巨大ファイルを開いている間でも文書を表示することができます。テキストの編集、保存、検索、置換、挿入、削除中など、時間がかかる動作を行うときには、進捗状況を表示するステータス ウィンドウが表示され、これらの動作状況を監視したり、いつでもキャンセルすることができます。