Version 23.0 の新機能

2023年 11月 15日

一般の新機能

  • ヘルプ ページをデザインし直しました。本バージョンより、ローカル ヘルプの形式は単一の CHM ファイルから複数の HTML ファイルに変更されました。
  • WebView2 コントロールを使用して EmEditor 内のカスタム バーでウェブ ブラウザを表示する機能を追加しました。ホームの URL は、[カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [ウェブ ブラウザ] ページでカスタマイズできます。ウェブ ブラウザは、マクロと組み合わせて使用するように設計されています。マクロを作成すると、指定するテキストをウェブ サイトに送信できます。web を使用して Document Object Model (DOM) にアクセスすることができます。例えば、web.document.documentElement.outerHTML は、現在のウェブ ドキュメントの HTML を取得します。onLoad イベントを使用すると、ウェブ ページのロード時にウェブ ページから指定するテキストを取得できます。新機能の使用方法については、Bing.jsee マクロ例 を参照してください。 [P]
  • 言語サーバー プロトコル ([文書のフォーマット] および [選択範囲のフォーマット] コマンド) を使用して、選択範囲または文書全体をフォーマットする機能が追加されました。 [P]
  • Markdown 用の特別な構文を追加することにより、Markdown 構文の強調表示が改善されました。
  • 日本語 (JIS) または日本語 (EUC) ファイルを開く際、不正文字の検出が改善されました。
  • CSVコンバーターの操作で、不正なフォーマットの検出が改善されました。 [P]
  • CSV モードで、[列の削除]、[列の右/左への挿入]、[列の結合]、[列の並べ替え]、[貼り付け]、その他のコマンドの動作速度を高速化しました。 [P]
  • 既定では、一時ファイルの使用をやめて、ディスク ベースのファイル操作を有効にすることで、非常に多くの置換動作を伴う [大文字に変換]、[小文字に変換]、およびその他の多くの変換コマンドの動作を高速化しました。
  • 日本語 (JIS) または日本語 (EUC) で巨大ファイルを開く際の様々な動作を高速化しました。

テスト結果:

v22.5v23.0比較
列の削除 [*A]12.3 秒0.570 秒21.6 倍に高速化
右に列挿入 [*A]14.1 秒0.627 秒22.5 倍に高速化
貼り付け (列) [*A]24.6 秒0.719 秒34.2 倍に高速化
CSVコンバーター (カンマ区切りからタブ区切りに変換) [*A]11.8 秒0.872 秒13.5 倍に高速化
CSVコンバーター (カンマ区切りから固定幅列に変換) [*A]52.3 秒1.75 秒29.9 倍に高速化
大文字に変換 [*B]8.43 秒0.866 秒9.73 倍に高速化
検索 (一致する文字列を数える) 日本語 (JIS) [*C]0.897 秒0.070 秒12.8 倍に高速化

*A: 1.99 GB、1590万行, ランダム ASCII CSV ファイル。
*B: 1.34 GB、1億行、ランダム ASCII テキスト ファイル。
*C: 1.02 GB、342万行、日本語 (JIS) テキスト ファイル。
すべて: [常に長い元に戻す情報を破棄して速くする] オン、その他はすべて既定オプション、Windows 11、Core i7-13700、80 GB
RAM。

新しい設定

  • [カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [高度] ページで、[一時ファイルを使ってメモリ使用量を削減する] チェック ボックスの名前が [ディスク ベースを有効にする] に変更され、[一時ファイルを使用する最小ファイル サイズ] テキスト ボックスの名前が [ディスク ベースを使用する最小ファイル サイズ] に変更されました。 [P]
  • [カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [高度] ページに [編集時、一時ファイルを使用する] チェック ボックスを追加しました。 [P]
  • [カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [高度] ページから [自動] チェック ボックスを削除しました。 [P]
  • [カスタマイズ] ダイアログ ボックスに [ウェブ ブラウザ] ページを追加しました。 [P]
  • [カスタマイズ] ダイアログボックスの [マウス] ページに [行番号の左端をクリックしてブックマークの表示/非表示を切り替え] チェック ボックスを追加しました。 [P]
  • 設定のプロパティの [言語サーバー] ページに [ポイントした時、ツール チップを表示する] チェック ボックスを追加しました。 [P]
  • 設定のプロパティの [強調(2)] ページの [特別な構文] ドロップダウン リスト ボックスに [Markdown] を追加しました。
  • [CSVコンバーター] に [列の幅よりも長い文字列は切り詰める] チェック ボックスと [不正なフォーマットを検出で警告する] チェック ボックスを追加しました。 [P]

新しいコマンド

  • ウェブ ブラウザ [P]
  • ウェブ ブラウザのカスタマイズ [P]
  • 文書のフォーマット (Ctrl+K, D) [P]
  • 選択範囲のフォーマット (Ctrl+K, F) [P]

プラグインの新機能 [P]

  • [コミット リスト] プラグインの変更サイド バーに [サブ モジュールの更新] オプションを追加して、サブ モジュールから変更をプルできるようになりました。
  • 予期される動作に関する混乱を避けるために、ステージング済みファイル一覧 (ステージングされていないファイルではない) から [変更を元に戻す] メニュー項目を削除しました。
  • EI_SET_WEB フラグと EI_OPEN_WEB フラグを EE_INFO メッセージに追加しました。
  • LOAD_FILE_INFO_EX 構造体 に使用される LFI_USE_TEMP_FILE は LFI_USE_DISK_MODE に、LFI_DONT_USE_TEMP_FILE は LFI_DONT_USE_DISK_MODE に名前を変更しました。
  • CONVERT_CSV_INFO 構造体に CSV_TRUNCATE_UNFIT と CSV_PROMPT_INVALID フラグを追加しました。

マクロの新機能 [P]

  • WebBar オブジェクトを追加しました。
  • LanguageServerProp オブジェクトを追加しました。
  • LanguageServer プロパティを Config オブジェクトに追加しました。
  • WebBar プロパティを Window オブジェクトに追加しました。
  • onLoad イベントを追加しました。
  • OpenFile メソッドに使用される eeUseTempFile は eeUseDiskMode に、eeDontUseTempFile は eeDontUseDiskMode に名前を変更しました。
  • ConvertCsv メソッドに eeCsvTruncateUnfit と eeCsvPromptInvalid フラグを追加しました。

  • [P] EmEditor Professional のみ