Version 22.0 の新機能
2022年 10月 5日
一般の新機能
- 「あいまい一致」機能を追加し、類似文字列の一致を利用して検索、フィルター、CSVの結合などを実現しました。EmEditor Professional では、この機能には複数のオプションを含んでいますが、EmEditor Free では [類似する文字列に一致] オプションのみが利用可能です。[PF]
- 検索ツール バーとフィルター ツール バーに [あいまい一致] ボタンを追加しました。[P]
- メール メッセージ ヘッダーで使われる MIME Encoded-Word (Base64) を強調表示して、その上にマウスをポイントすると、ツールチップでデコードされた文字列を表示することができるようになりました。既存の [Base64をプレーン テキストに変換 (現在のエンコード、または UTF-8)] コマンドを使って、それらの文字列をデコードすることができるようになりました。[PF]
- クリップボード履歴で右クリックした時に表示されるメニューに [文字で挿入]、[行で挿入]、[箱型で挿入]、[セルで挿入] コマンドを追加しました。
- 既定のメイン メニューはデザインが変更され、[挿入]、[変換]、[ブックマーク]、[並べ替え]、[プラグイン] ポップアップ メニューをトップに含むようになりました。この変更により、メニューを複数回クリックしなくても、よく使うコマンドにアクセスできるようになりました。[挿入] メニューの中の [発音区分符号]/[設定] コマンドにより、対応するショートカット キーを覚えなくてもこれらの特殊文字を入力できるようになりました。[PF]
- Unicode 名、東アジアの文字幅、Unicode 用字、Unicode 一般カテゴリ プロパティについて、Unicode 15.0 に対応しました。[PF]
新しい設定
- [検索]、[置換]、[ファイルから検索]、[ファイルから置換] ダイアログ ボックスに [あいまい一致] チェック ボックスを追加しました。[PF]
- [検索]、[置換]、[ファイルから検索]、[ファイルから置換] ダイアログ ボックスに […] (あいまい一致のオプション) を追加しました。[PF]
- [連続検索]、[連続置換]、[ファイルから連続検索]、[ファイルから連続置換]、[高度なフィルター] ダイアログ ボックスに [あいまい一致] チェック ボックスと […] (あいまい一致のオプション) を追加しました。[P]
- [CSV の結合] ダイアログ ボックスに [あいまい一致] チェック ボックスと […] (あいまい一致のオプション) を追加しました。[P]
- [あいまい一致のオプション] ダイアログ ボックスと [文字列/文字範囲] ダイアログ ボックスを追加しました。[P]
- [カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [CSVフォーマット] ページに、[行ヘディング] テキスト ボックスを追加しました。[P]
新しいコマンド
プラグインの新機能[P]
- ブランチの比較機能を追加して、コミット リスト プラグインを改善しました。
- FILTER_INFO_EX、FIND_REGEX_INFO_EX、FIND_REPLACE_INFO、GREP_INFO_EX、MATCH_REGEX_INFO_EX 構造体に FLAG_FIND_FUZZY フラグを追加しました。
- Editor_BatchFindReplace、Editor_Filter、Editor_FindReplace インライン関数に FLAG_FIND_FUZZY フラグを追加しました。
- JOIN_INFO 構造体と Editor_Join インライン関数に JOIN_FLAG_FUZZY フラグを追加しました。
マクロの新機能[P]
- Selection オブジェクトの Find、Replace メソッド、Editor オブジェクトの FindInFiles、ReplaceInFiles メソッド、Document オブジェクトの Filter メソッド、そして Filters コレクションの Add、AddFind、AddReplace メソッドに eeExFindFuzzy フラグを追加しました。
- Editor オブジェクトの Join メソッドに eeJoinFuzzy フラグを追加しました。
- Regex オブジェクトに Fuzzy プロパティを追加しました。
- FuzzyOptions オブジェクト、CharacterRange オブジェクト、CharacterRanges コレクションを追加しました。
- Editor オブジェクトに FuzzyOptions プロパティを追加しました。
- Csv オブジェクトに、RowHeading プロパティを追加しました。
- [CSVの結合] コマンドをマクロに記録することができるようになりました。
注
- [P] EmEditor Professional のみ
- [PF] EmEditor Professional と EmEditor Free