Version 17.1 の新機能
2017年 8月 17日
一般の新機能
- CSV モードで、列ヘッダーが追加されました。列ヘッダー、またはルーラーのシングル クリックで、列全体が選択できるようになりました。ルーラーの左端、または行番号の上部でクリックすると、文書全体が選択できるようになりました。
- 分割/結合ウィザードは、グリップは表示されませんが、サイズを変更できるようになりました。
- ミニマップと垂直スクロール バーを同時に表示できるようになりました。
- [検索]、[置換] ダイアログ、[フィルター] ツール バーなど、多くのテキスト ボックスやドロップダウン リストで Ctrl+Delete で単語右削除、Ctrl+Shift+Delete で単語削除、Ctrl+Backspace で単語左削除のショートカット キーが使用できるようになりました。
- CSV セル選択モード、または箱型選択状態の時、改行または区切り文字列を含むテキストを貼り付け時の動作を改善しました (下記の注をご参照ください)。
- 単語でない文字列を選択時に、[次の文字列を選択に追加] (Ctrl+R) または [すべての文字列を選択] (Ctrl+Shift+A) コマンドを実行時、[カスタマイズ] ダイアログの [検索] ページで [単語のみ検索] がチェックされていても、一時的に単語以外の文字列も検索するようになりました。
- 置換後の文字列に改行が含まれていて、[大文字小文字を区別する] が設定されていない場合の「すべて置換」の動作を大幅に高速化しました。
測定結果例
v17.0 | v17.1 | 比較 | |
---|---|---|---|
「a」を「a\n」にすべて置換 | 112.281 秒 | 6.891 秒 | 16.3 倍に高速化 |
* “abcdefghij” の文字列を 10万回繰り返した1行のテキスト、大文字と小文字を区別しない、エスケープシーケンスを使用して「すべて置換」、Windows 10 (64-bit) Core i7-4790 16GB RAM。
新しい設定
- [カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [CSV] ページに [列ヘッダーを表示する] チェック ボックス、[列ヘッダーにアルファベットを使用する]、[列ヘッダーに0から始まる数字を使用] チェック ボックスを追加しました。
- 設定のプロパティの [強調 (1)] ページで、[既定のキーワードを使用する] チェック ボックスをドロップダウン リストに変更し、[ユーザー定義の文字列と既定のキーワードの両方] オプションを追加し、[既定を追加] ボタンを追加しました。
- [重複行の削除/ブックマーク] ダイアログ ボックスに [各重複のすべての行を含める] チェック ボックスを追加しました。
- 設定のプロパティの [表示] ページの [ユーザー定義の文字列] リスト ボックスに [行番号 (ポイント)]、[ルーラー/列ヘッダー (ポイント)]、[行番号 (行選択)]、[ルーラー/列ヘッダー (列選択)]、[行番号 (選択)]、[ルーラー/列ヘッダー (選択)] を追加しました。
- 設定のプロパティの [ファイル] ページで [新規作成時] ボタンをクリックして表示される [新規作成時の詳細] ダイアログ ボックスに [無題の文書名に連番を付ける] チェック ボックスを追加しました。
- 設定のプロパティの [基本] ページに [0から始まる行、桁の番号を表示] チェック ボックスを追加しました。
- 設定のプロパティの [ファイル] ページに [バイナリ ファイルを除く] チェック ボックスを追加しました。
新しいコマンド
- 列ヘッダー
- 列ヘッダーに1から始まる数字を使用
- 列ヘッダーにアルファベットを使用
- 列ヘッダーに0から始まる数字を使用
不具合の修正
- [すべて自動検出の結果] ダイアログ ボックスに関する特定の不具合を修正しました。
- CSV のセル選択モードで、選択範囲のみ検索、置換が続けてできない不具合を修正しました。
- 設定のプロパティの [強調 (1)] ページに関する特定の不具合を修正しました。
- フォント コマンドの表記に関する特定の不具合を修正しました。
- CSVの結合に関する特定の不具合を修正しました。
- EmEditor Free版で、コンテキスト メニューが表示できない不具合を修正しました。
注:
新バージョンでは、CSV セル選択モード、または箱型選択状態の時、改行または区切り文字列を含むテキストを貼り付け時の動作を改善しました。
例えば、文書 A が、次の 5 行だとします。
また、文書 B が、次の 5 行だとします。
上の 2 個の文書を結合するとします。
EmEditor v17.0.2 以前では、テキストをコピーする前に、文書 B で箱型選択を行う必要がありました。新バージョンでは、最初に、文書 B ですべて選択を行います (文書 B を選択し、Ctrl+A を押してすべて選択し、Ctrl+C を押してコピーします)。次に、文書 A を選択し、文書 A で各行の最後で幅が 0 の箱型選択を行います (Alt キーを押しながらマウスで選択します)。
最後に、Ctrl+V を押して、クリップボードの中身を文書 A の各行の最後に貼り付けます。結果は次のようになります。
CSV セル選択モードでは、この作業をさらに簡単に行うことができます。
例えば、文書 A が、セル選択モードで、次の 5 行だとします。
また、文書 B が、次の 5 行だとします。
上の 2 個の文書を結合して、次の結果にしたいとします。
EmEditor の新バージョンでは、文書 B のテキストを単にコピーし、文書 A の 1 行 3 桁目を選択し、テキストを貼り付けるだけで可能です。