正規表現をマクロで使用可能に
マクロで新しい Regex オブジェクトを使用して、Onigmo または Boost.regex による正規表現を使用できるようになりました。たとえば、次のように使用します。
re = editor.regex; re.Engine = eeExFindRegexOnigmo; re.Pattern = "^[A-Z0-9._%+-]+@[A-Z0-9.-]+.[A-Z]{2,}$"; re.IgnoreCase = true; b = re.Test( "[email protected]" );
詳しくは、マクロ レファレンスをご参考ください。
JSON サポート
本バージョンは、マクロ言語として JSON オブジェクトを含む JScript Version 5.8 をサポートしています。たとえば、次のように使用します。
var text = '{ "employees" : [' + '{ "firstName":"Noah" , "lastName":"Smith" },' + '{ "firstName":"Emma" , "lastName":"Johnson" },' + '{ "firstName":"Liam" , "lastName":"Williams" } ]}'; var obj = JSON.parse(text); alert( obj.employees[1].firstName + " " + obj.employees[1].lastName ); alert( JSON.stringify( obj, null, " " ) );
改善されたメニュー
ルーラー メニューに、[列の切り取り]、[列のコピー]、[貼り付け]、[列の削除]、[左に列挿入]、[右に列挿入] コマンドが追加されました。
左端メニューに、[上に行挿入]、[下に行挿入] コマンドが追加されました。
その他の機能
新機能
- CSV を開いた場合、区切り線が文書の右側にも追加されるようになりました。
- 元に戻すバッファのサイズの設定を廃止し、使用中の物理メモリ サイズが、元に戻す情報を保存するかどうかを決定するために使用されるようになりました。物理メモリのしきい値は、[カスタマイズ] ダイアログの [高度] タブで設定できます。
- 置換、CSV モード変換などのコマンドで、元に戻すデータが利用可能でない場合、現在のコマンドをキャンセルすることができるようになりました。
新しい設定
- [カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [CSV] タブに、[既定の列幅] テキスト ボックスが追加されました。
- [カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [編集] タブに、[常に長い元に戻す情報を破棄して速くする] チェック ボックスが追加されました。
- [最大メモリ サイズ] テキスト ボックスが、[カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [並べ替え] タブから [高度] タブに移動しました。
新しいコマンド
- CSVコンバーター
- 列の削除
- 列の切り取り
- 列のコピー
- 右に列挿入
プラグインの新機能
- [コピー] と [すべて選択] コマンドが、[単語数] プラグインの一覧のコンテキスト メニューに追加されました。
- スニペットをパスで呼び出すことができるようになりました。
プラグイン API の新機能
- FIND_REGEX_INFO_EX 構造体が拡張されました。BACK_REF 構造体が追加されました。
マクロの新機能
- Regex オブジェクト、Matches コレクション、Match オブジェクトが追加されました。
- Editor オブジェクトに、regex プロパティが追加されました。
- JSON オブジェクトを含む JScript Version 5.8 がサポートされました。
不具合の修正
- CSV セル モードに関する特定の不具合を修正しました。
- Lookbehind 正規表現検索の不具合修正 (Onigmo を使用している場合のみ)。
- 複数選択時のすべて置換後の元に戻す動作に関する特定の不具合を修正しました。
- テキスト選択状態で document.selection.Replace( s1, s2, eeFindReplaceSelOnly ) というマクロが動作しない不具合を修正しました。