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EmEditor v24.4.2 を公開しました

本日、EmEditor v24.4.2 を公開しました。

v24.4.2 は、次の不具合修正を含みます。安定した動作のため、常に最新版に更新してお使いください。

  • 「すべて置換」操作を行った後、改行が含まれている場合でも、元に戻す速度を向上させました。
  • 「游ゴシック」フォントの表示を調整しました。
  • [フィルター] ツール バーでインクリメンタル検索中に「フィルター中止」を選択しても、選択されたアイテムにスクロールしない問題を修正しました。
  • DirectWrite に関連する潜在的なクラッシュを修正しました。
  • 印刷中に発生する可能性のあるクラッシュを解決しました。
  • ワークスペースを読み込む際に繰り返し発生するクラッシュを修正しました。
  • 「グループのすべての文書から検索」オプションが有効でウィンドウが分割されている場合に、「次を検索」ボタンをクリックすると発生する可能性のあるクラッシュを修正しました。
  • v24.4.x でマクロ エラーが発生したときに、正しくない行へジャンプしてしまう問題を修正しました。
  • ディスク キャッシュが有効の遅いハード ドライブで巨大ファイルを開くと、EmEditor が重複行を読み込む可能性がある v22.4 からの不具合を修正しました。
  • 「\J」で置換するとエラーが発生する問題を修正しました。
  • ファイルを開いた直後にファイル サイズが表示されない問題を修正しました。
  • [高度] ダイアログボックスの [正規表現で検索する追加行数] テキスト ボックスに設定できる数字の最大値を 10,000,000 にしました。

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。

EmEditor v24.4.1 を公開しました

本日、EmEditor v24.4.1 を公開しました。

v24.4.1 は、次の不具合修正を含みます。安定した動作のため、常に最新版に更新してお使いください。

  • v24.4.0 で発生していた、文書比較時のフリーズやクラッシュの問題を修正しました。
  • v24.4.0 で [対応する括弧を強調表示する] オプションが有効でも、太字で表示されない問題を修正しました。
  • v24.4.0 で Markdown デザイン ビューでのブックマークや変更行インディケーターの表示位置を修正しました。
  • OpenDocuments プラグインで発生する可能性のあるクラッシュを修正しました。
  • 改行を含むすべて置換後、元に戻す際のメモリ不足によるクラッシュの可能性を減らしました。
  • 文書比較中に行の折り返し方法を変更した際の表示の問題を修正しました。
  • クラッシュレポートを改善しました。
  • お客様により報告された問題を修正しました (1, 2, 3)。

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。

EmEditor v24.4.0 を公開 – Markdown デザイン ビュー

本日、EmEditor v24.4.0 を公開しました。

新バージョン (v24.4) の主な新機能は、Markdown サポートの強化です。これは、多くのお客様 (1, 2) からの要望に応じて実現されたもので、ほぼ WYSIWYG 体験を提供する Markdown デザイン ビューを導入しました。

Markdown ファイルを編集する際に、ほぼ WYSIWYG 体験を提供する Markdown デザイン ビューが新たに導入されました。

Markdown は、John Gruber 氏によって考案され、現在では多くのサービスで採用されています。この記法を使うことで、文字の装飾や段落のスタイル、リンクや画像などを比較的簡単に記述できます。Markdown 形式で作成された文書は、メモ帳などの非対応アプリでもわかりやすく表示されるため、広く利用されています。ブログや StackOverflow、Wikipedia などの投稿フォーム、さらには論文作成にも使われています。最近では、生成AIのレスポンスにも Markdown が活用されています。この度、Markdown への対応を強化したのは、前バージョン (v24.3) で追加された AIプロンプトのレスポンスをより美しく表示したかったからです。

基本ツール バーには「Markdown デザイン ビュー」ボタンが追加され、これをクリックすることでデザイン ビューのオン、オフを切り替えられます。また、Markdown の設定が選択されている場合、関連するファイルを開くと自動的にデザイン ビューが有効になります。AIプロンプト機能を使って新規作成された文書でも、デザイン ビューが適用されます。これらの設定は、[カスタマイズ] ダイアログの新しい [Markdown] ページで変更できます。

既定の基本ツール バーに Markdown デザイン ビュー ボタンを追加しました。

デザイン ビューに切り替えると、Markdown ツール バーが表示されます。ここにある [Markdown プレビュー] ボタンをクリックすると、WebPreview プラグインを使用して Markdown のプレビューを表示できます。

[Markdown] ツール バーが追加されました。

Markdown プレビューとデザイン ビューには、いくつかの違いがあります。

  • プレビューでは編集できませんが、デザイン ビューでは編集が可能です。
  • プレビューでは画像が表示されますが、デザイン ビューでは絵文字 (🖼) で表示されます。
  • ソース テキスト内の改行は、プレビューでは必ずしも改行として解釈されませんが、デザイン ビューでは常に改行として表示されます。ただし、ソース テキスト内の 2個以上のスペースで終わる行は、強制改行 (hard line break) として認識されます。デザイン ビューでは、強制改行は絵文字 (⏎) で表示されます。
  • ソース テキスト内の表のヘッダーが省略されている場合、プレビューでは非表示になりますが、デザイン ビューでは空のヘッダーとして表示され、常に編集可能です。
  • プレビューではコードと通常のテキストが異なるフォントで表示されますが、デザイン ビューでは同じフォントが異なる色で表示されます。
  • フェンスされたコード ブロックに言語名が記載されている場合、デザイン ビューではその言語に対応する設定で強調表示されます。
  • ソース テキスト内の HTMLタグ、文字参照、数値文字参照は、プレビューでは正しく表示されますが、デザイン ビューでは表示されません。
  • 見出し行は、プレビューでは対応するサイズのフォントで正しく表示されますが、デザイン ビューでは DirectWrite を使用していない場合は、常に同じサイズのフォントで表示されます。既定では、DirectWrite を使用する設定になっていますので、問題にはなりません。

これらの違いを考慮し、EmEditor のデザイン ビューに過信せず、プレビューや外部 Webブラウザでの表示を確認しながら編集作業を行うことをお勧めします。

Markdown ツール バーにある [段落]、[見出し1]、[見出し2] などのドロップ ダウン リストを使うことで、ブロック スタイルを変更できます。また、[太字]、[斜体]、[コード] などのボタンを使ってテキストを装飾することができます。これらのボタンは、テキストが選択されているかどうかや、既に装飾されているかどうかによって動作が異なります。例えば、何も選択されていない状態で [太字] ボタンをクリックすると、カーソル位置の単語全体が太字になります。カーソル位置を含む文字列が既に異なるスタイルで装飾されている場合は、その装飾されている文字列だけを太字にします。反対に、テキストが選択されている状態で [太字] ボタンをクリックすると、選択範囲の太字状態のオン、オフを切り替えます。その他のボタンを使ってリンク、画像、表、水平線、改行、段落番号、箇条書きなどを作成・挿入できます。これらのコマンドは、メインメニューの [編集] メニューの [Markdown サブメニュー] からもアクセス可能で、Ctrl+B が [太字] コマンドのショートカットキーとして設定されています。

今回の Markdown デザイン ビューには、まだ改善の余地があります。デザイン ビューとプレビューの表示に相違が多いと感じるユーザーもいるかもしれません。また、編集が複雑な場合、デザイン ビューではうまく編集できないことがあります。例えば、見出し行の先頭に文字を入力すると、見出し行が通常の段落に変わってしまいます。このような場合、デザイン ビューを解除して編集する方が便利です。画像やハイパーリンクのパスやタイトルを変更する際も、直接ソース テキストを編集する方が早いでしょう。しかし、EmEditor が完全な Markdown エディタになることはないと考えています。Markdown 記法は、プレイン テキストでもわかりやすく表示できることが特長です。デザイン ビューのオン、オフを切り替えながら編集するスタイルに慣れていただければと思います。

Markdown 構文の解析には、Martin Mitáš 氏による MD4C (Markdown parser for C) を一部変更して使用しています。MD4C は CommonMark に準拠しており、EmEditor もこれを参考にして開発されました。ただし、EmEditor では CommonMark では規定されていない「表」もサポートしています。

新バージョン (v24.4) には、他にも多くの機能が追加されており、その多くはユーザーの皆様のご要望によるものです。

  • 比較結果の相違行の表示が改善され、従来は追加行としてまとめられていた類似行が変更行として表示されるようになりました。
  • [すべてを他にコピー] コマンドがコピー元文書を閉じるようになりました。
  • 正規表現エンジンのリストに「Onigmo.Perl」を追加し、以前の「Onigmo」は「Onigmo.Ruby」と呼ばれるようになりました。
  • 検索/置換ダイアログの複数行の検索/置換ボックスが自動行折り返しをサポートするようになりました。
  • ウィンドウ幅を狭くした際に隠れるメニューへのアクセスがキーボード操作で可能になりました。例えば、Alt+M で表示できる [マクロ] メニューは、ウィンドウが小さくても使用できます。
  • コマンド ライン オプションに /ola が追加され、オフライン ライセンスを管理者権限でコンピューター全体に保存できるようになりました。
  • プレビュー版の開発時に発見された不具合も修正されています。

Pro版、Free版ともにご満足いただければ幸いです。ご質問、機能のリクエスト、アイデアなどがございましたら、ご連絡いただくか、フォーラムにご発言ください。

今後もEmEditorを引き続きご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
— 江村豊

主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 24.4 の新機能」をご覧ください。

デスクトップインストーラー版をご使用の場合は、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新できます。この方法で更新できない場合は、最新版をダウンロードし、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップポータブル版の場合は、こちらよりダウンロードして更新できます。ストアアプリ版の場合は、数日後、Microsoftストア (64ビット または 32ビット) からダウンロードまたは更新できます。