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EmEditor v24.3.2 を公開しました

v24.3.2 は、次の不具合修正を含みます。安定した動作のため、常に最新版に更新してお使いください。

  • 文書タブが複数行存在する時に、タブをクリックすると文書の順番が変わってしまう不具合を修正しました。
  • 選択範囲のみの印刷と行の折り返しに関する不具合を修正しました。
  • 非同期 JScript マクロを中止する際にクラッシュする可能性を修正しました。
  • ファイルから検索で HTML/Charset コードページを検出する際にクラッシュする可能性を修正しました。

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。

EmEditor v24.3.1 を公開しました

本日、EmEditor v24.3.1 を公開しました。

v24.3.1 は、次の不具合修正を含みます。安定した動作のため、常に最新版に更新してお使いください。

  • 32-bit 版で、並べ替え時のメモリー使用を抑制しました。
  • 高度なフィルターで稀にクラッシュする可能性を修正しました。
  • 文書タブが無効時にファイルを開くと、稀にクラッシュする可能性を修正しました。
  • 管理者権限でファイルを保存する際のキーボードフォーカスの問題を修正しました。
  • ファイルの比較で稀にクラッシュする可能性を修正しました。
  • Webプレビュープラグインの背景色に関する問題を修正しました。
  • 言語サーバーによるツールチップの表示/非表示に関する調整を行いました。

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。

EmEditor v24.3.0 を公開 – AIとチャット、AIプロンプト、AIツール バー、ファイルから検索でファイルの種類に正規表現

本日、EmEditor v24.3.0 を公開しました。

Version 24.0 では、AIマクロをEmEditorに追加しましたが、今回のバージョン (v24.3) では、さらに進化し、EmEditor本体に OpenAI API を利用した AI 機能を統合しました。これにより、EmEditorから直接AIと対話できるようになりました。最も簡単にAIと対話する方法は、新しく追加された [AIとチャット] バーを使うことです。既定では、[表示] メニューの [AIとチャット] を選択すると、このバーが表示されます。ここにAIに送信したいプロンプトを入力し、Enterを押すと、AIからの回答が得られます。複数行のプロンプトを入力したい場合は、Shift+Enterで改行することができます。また、あらかじめエディタで複数行のプロンプトを作成しておき、それをコピーして [AIとチャット] バーに貼り付けるか、ドラッグ&ドロップすることも可能です。逆に、AIチャットの回答をコピーしたい場合は、右クリックして表示されるメニューから [メッセージをコピー] を選択します。

AIとチャットするためのカスタム バーが導入され、OpenAI とやり取りできるプロンプトを入力できるようになりました。

よく使用するプロンプトは、[カスタマイズ] ダイアログの [AIプロンプト] で定義できます。既定で、「そのまま送る」、「校正」、「書き換え」などのよく使うプロンプトがあらかじめ定義されています。プロンプトには、現在表示中の文書や選択テキストを含めることができます。例えば、以下のような引数を使うことができます。


$(DocText) 文書全体
$(SelText) 選択テキスト
$(SelOrDoc) 選択テキストまたは文書全体

これを使って、次のようなプロンプトを作成できます。


フランス語に翻訳して:
$(SelOrDoc)

この例では、選択テキストがあればそれをフランス語に翻訳し、なければ文書全体を翻訳します。

定義したプロンプトは、既定で [ツール] メニューの [AI] サブ メニューから選択でき、AIツール バーからも簡単にアクセスできます。AIツール バーが表示されない場合は、[表示] メニューの [ツール バー] サブ メニューから [AI] を選択してください。

プロンプトを少し修正して使いたい場合は、メニューまたはツール バーでテンプレートとして使いたいプロンプトを右クリックし、表示されるメニューから [プロンプトの新規作成] を選択します。これにより、選択したプロンプトを元に修正を加えて質問できます。

[プロンプトの新規作成] ダイアログ ボックス を追加しました。

プロンプトを定義する際には、メッセージ以外にも [出力方法]、[最大トークン数]、[温度] を指定できます。[出力方法] では、例えば「新規文書の作成」を選択すると、AIからの回答が新規文書として作成されます。文書の校正を行う場合には、「分割して比較」を選択すると、校正前と校正後の文書を分割表示して比較できます。「画像」を選択すると、プロンプトで指定した画像をEmEditor内のWebブラウザとして表示できます。[最大トークン数] を調整することで、AIからの回答の単語数を制限できます。例えば、最大トークン数が10だと、回答が数単語に切り詰められます。[温度] はランダム性を示します。この値が高いほどクリエイティブな回答が得られ、低いと一貫した正確な回答が得られます。さらに、[AIとチャットに保存] を設定しておけば、AIとのやり取りを [AIとチャット] バーに出力し、会話の内容を監視・保存できます。

[カスタマイズ] ダイアログ ボックスに、[AIプロンプト] ページ を追加しました。

AIプロンプト共通の指示が必要な場合は、[カスタマイズ] ダイアログの [AIオプション] ページの [AI プロンプト用のシステム ロール メッセージ] で共通の指示を書けます。例えば、「Markdown構文を使用しないで」と書けば、AIからの回答にMarkdown構文が使用されなくなります。

[カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [AI] ページ が [AIオプション] に名前を変更しました。

また、お客様の要望に応え、[ファイルから検索] ダイアログの [ファイルの種類] で、ワイルドカードだけでなく正規表現を使ってファイル名を指定できるようになりました。正規表現を使用するには、[ファイルから検索] ダイアログの [ファイルの種類] ドロップダウンリストの右にある [>] ボタンをクリックし、表示されるメニューから [正規表現] を選択します。例えば、


Data[0-9]{1,3}\.txt

と指定すると、Data0.txt から Data999.txt のファイル名のみが検索対象となります。

[ファイルから検索] ダイアログ ボックス、 [ファイルから置換] ダイアログ ボックス の [ファイル タイプ] コンテキスト メニューに [ワイルド カード] と [正規表現] を追加しました。

前バージョンから製品登録にはインターネット接続が必要になりましたが、インターネット接続が利用できないお客様もいらっしゃいます。そこで、本バージョンでは、新しい /ol コマンド ライン オプションを使用して、オフライン ライセンスの製品登録が可能になりました。ご希望のお客様には、メールでオフライン ライセンス ファイルをお送りしますので、オフライン登録をご覧ください。

Pro版、Free版ともにご満足いただければ幸いです。ご質問、機能のリクエスト、アイデアなどがございましたら、ご連絡いただくか、フォーラムにご発言ください。

今後もEmEditorを引き続きご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
— 江村豊

主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 24.3 の新機能」をご覧ください。

デスクトップインストーラー版をご使用の場合は、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新できます。この方法で更新できない場合は、最新版をダウンロードし、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップポータブル版の場合は、こちらよりダウンロードして更新できます。ストアアプリ版の場合は、数日後、Microsoftストア (64ビット または 32ビット) からダウンロードまたは更新できます。