EmEditor v26.1.0 を公開 — 更新された証明書、高速化と AI 機能の強化
証明書が更新されました: 新しいバージョンの MSI インストーラーをダウンロードする際、Microsoft Defender SmartScreen などのセキュリティ機能により、ダウンロードがブロックされることがあります。これは、デジタル署名に使用する証明書が数日前に更新されたばかりで、ファイルの配布実績がまだ少ないために発生します。その場合でも、ダウンロードを続行して問題ありません。ダウンロードできない場合は、ブラウザのセキュリティ設定を変更する必要がある可能性があります。それでもダウンロードできない場合は、数日待ってから再度お試しください。ダウンロード後、デジタル署名の署名者の名前が「Emurasoft, Inc.」であることを確認してください。新しいデジタル署名では、電子メール欄は利用不可と記載されています。
本日、EmEditor v26.1.0 を公開しました。
前バージョンの v26.0 では、改行を含まない 1 行のみの巨大ファイルでも高速に開けるようになりました。しかし、開いた後の水平スクロールや編集が遅ければ使い物になりません。v26.1 では、ファイルを開いた後の水平スクロールや編集においてもより快適に動作するように、アルゴリズムの変更や SIMD を使用した最適化などにより、さらなる高速化を行いました。また、改行を含む通常の巨大ファイルにおいても、さまざまな動作の最適化を行いました。ここで紹介している当社のテスト結果はその一部に過ぎませんが、前バージョン比で 1.34~6.06 倍に高速化しました。これらだけでなく、多くの動作において高速化されています。
お客様からいただいた改善のご要望にもお応えしています。例えば、EmEditor で開かれているファイルが外部で変更されたとき、すぐに読み直すと、外部でファイルが排他ロックされている場合に、読み直しに失敗することがありました。そこで、本バージョンでは、読み直しの前に数ミリ秒の待ち時間を入れ、さらに、読み直しに失敗した場合に表示されるメッセージ ボックスで [再試行] ボタンを選択できるようになりました。
また、複数の未保存の文書を保存する際に、「変更を保存しますか?」というメッセージ ボックスに [すべてに適用] オプションが追加されていますが、このオプションの初期状態を記憶するようになりました。
EmEditor v25.2 以前では、たとえばファイルの先頭を表示した状態で並べ替えを実行しても、文書がスクロールすることはありませんでした。しかし、v25.3 からは、並べ替え後に、並べ替え前にカーソルがあった行の移動先へカーソルをジャンプさせるため、文書がスクロールするように仕様を変更しました。この動作が適切だと考えて変更しましたが、かえって使いづらいというご意見をいただきました。そこで、v26.1 では [並べ替え時、カーソルを正しい位置に移動する] オプションを追加し、既定では従来の動作に戻しました。ただし、[類似度で並べ替え] コマンドの場合に限り、本バージョンでもカーソルを正しい位置に移動するため、文書がスクロールすることがあります。

本バージョンでは、ChatAI プラグインをインストールしている場合、AI 機能についても多くの改善を行っています。以前からあった AI プロンプト機能について、以前のバージョンでは、すべてのプロンプトに対して同一のプロバイダー(OpenAI や Google など)とモデル(gpt-4 や gemini-2.5-flash など)しか設定できませんでした。そのため、プロンプトによってプロバイダーやモデルを変更したい場合は、その都度、設定を変更する必要がありました。本バージョンでは、[カスタマイズ] ダイアログの [AI プロンプト] ページで、各 AI プロンプトに対してプロバイダーやモデルを指定できるようになりました。このようにして、同じ内容の質問を、異なるプロバイダーやモデルを使ってすぐに続けて行い、得られた回答を比較することもできます。それだけでなく、各プロンプトで、異なる [推論の労力]、[テキスト冗長]、[Web 検索] オプションも指定できるようになりました。

Makoto Emura は、[AI とチャット] プラグインにおいて、従来からサポートしている DeepSeek、Google、OpenAI、LMStudio/OpenAI 互換のプロバイダーに加えて、Anthropic プロバイダーへの対応を追加しました。

また、従来から OpenAI でサポートされていたファイルのアップロード機能は、Google プロバイダーでも利用できるようになりました。同様に、OpenAI と DeepSeek のみでサポートされていたツール呼び出し機能は、Anthropic および Google プロバイダーでも利用できるようになりました。
PowerShell ツールをツール呼び出し機能に追加したため、たとえば、「D:\Test フォルダの拡張子が .md のファイル一覧を表示して」と問いかけると、D:\Test の中の Markdown ファイル一覧を表示できるようになります。PowerShell を使う場合、操作を誤ると大切なファイルを削除してしまう危険があります。そのため、PowerShell を実行する前に [確認] ボタンが表示され、それをクリックして初めて PowerShell コマンドが実行されるようになっており、安全に利用できます。
EmEditor の [すべての設定をリセット] コマンドを実行すると、[AI とチャット] の過去の履歴もすべて削除されてしまいます。本バージョンでは、チャットのインポート/エクスポート機能を追加したため、[すべての設定をリセット] コマンドを実行する前に、あらかじめチャットをエクスポートして保存しておき、コマンドの実行後にチャットをインポートすることで、以前の会話を復元できるようになりました。
なお、[AI とチャット] を含む AI 機能を利用するには、EmEditor に加えて、別途 ChatAI プラグインをインストールする必要があります。
また、プレビュー版の開発過程で見つかった不具合も修正しています。
Pro 版、Free 版ともにご満足いただければ幸いです。ご質問、機能のリクエスト、アイデアなどがございましたら、ご連絡ください。
今後とも EmEditor をご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
— 江村豊
主な変更点や画面図など、詳しくは、「Version 26.1 の新機能」をご覧ください。
デスクトップ インストーラー版をご利用の場合は、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] から更新できます。うまくいかない場合は、最新版をダウンロードして、インストーラーを実行してください。Microsoft ストアでの公開は、数日後になる予定です。MSI を直接ダウンロードされる際には、デジタル署名の署名者が Emurasoft, Inc. であることを確認してください。



