EmEditor v25.0.1 を公開しました

本日、EmEditor v25.0.1 を公開しました。

v25.0.1 は、次の不具合修正を含みます。安定した動作のため、常に最新版に更新してお使いください。

  • [プラグインの設定] ダイアログ ボックスを閉じるときに起こる可能性があったクラッシュの問題を解決しました。
  • ChatAI プラグインがインストールされていない場合のマクロ ツール バーのボタンの並び順を修正しました。
  • 長い行の多数の箇所をすべて置換するときに発生する可能性があったフリーズを修正しました。

デスクトップインストーラー版をご使用の場合は、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新できます。この方法で更新できない場合は、最新版をダウンロードし、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップポータブル版の場合は、こちらよりダウンロードして更新できます。ストアアプリ版の場合は、数日後、Microsoftストア (64ビット または 32ビット) からダウンロードまたは更新できます。

EmEditor v25.0.0 を公開 – AI機能を本体から削除、MarkdownとHTMLの変換機能を追加

本日、EmEditor v25.0.0 を公開しました。

EmEditor Professional v23.1 以降、OpenAI を用いた多くの生成 AI 関連機能を追加してまいりました。多くのユーザーの皆様にご好評をいただいている一方、一部の企業のお客様からは、セキュリティ上の懸念を表明されていました。念のために書いておくと、コンピューターがインターネットに接続されていれば、EmEditor で AI 機能を無効にしても、Web ブラウザ等から AI へのアクセスを完全に防止することは不可能です。しかしながら、少しでもテキスト エディターで開いたファイル内容の漏出を防止したいという要望は、管理者として当然の要望であり、私共も理解しています。v24.2 では、管理者権限で AI を完全に無効にする機能を追加しましたが、設定の変更だけでは、一部の管理者の不安を払拭することができませんでした。したがって本バージョンでは、EmEditor 本体から AI 関連の機能を完全に削除いたしました。そして、AI 関連の機能は、別途ダウンロードが必要な ChatAI プラグインとして公開することにいたしました。ChatAI プラグインがインストールされていない場合は、EmEditor の AI 関連の機能は完全に無効になり、AI 関連のコマンドやオプションはすべて表示されなくなります。なお、プラグインが無料で提供されるため公開されていれば、ユーザーが簡単にダウンロードしてインストールしてしまうと不安をもたれる管理者がいらっしゃるかもしれません。その場合は、他にも様々な開発者による無料の AI 関連のツールがインターネット上に公開されていることを理解してほしいと思います。

EmEditor Professional から AI 関連の機能をすべて削除しました。従来の AI 機能を使用するには、別途 ChatAI プラグインをダウンロードしてインストールする必要があります。

逆に、ChatAI プラグインをダウンロードしてインストールすると、AI 関連のコマンドは、新設された AI メニューに集約され、素早くアクセスできるようになります。

ChatAI プラグインをインストールすると、AI 関連のコマンドは、すべて新しくできた AI メニューにまとめて表示されるようになりました。

なお、ChatAI プラグインは、64-bit 版のみの提供とさせていただきます。また、ストア版 EmEditor は、UWP (ユニバーサル Windows プラットフォーム) アプリで、アプリ コンテナ内で実行されるため、外部のプラグインを使用することができません。したがって、残念ながら、32-bit 版またはストア版 EmEditor では AI 機能は利用できません。

本バージョンでの AI 関連の改善点として、1つめは、画像作成時に、通常の解像度か HD かを選択できるようになりました。このオプションは、[プロンプトの新規作成] ダイアログ、および [カスタマイズ] ダイアログの [AIプロンプト] ページで、[出力] に [画像] が選択されている場合に表示される [HD] というチェック ボックスです。

[プロンプトの新規作成] ダイアログ、および [カスタマイズ] ダイアログの [AIプロンプト ページ]で、[出力] に [画像] が選択されている場合、[HD] チェック ボックスを追加しました。[HD] チェック ボックスが設定されていない場合には、通常の解像度で画像が出力されるようになりました (ChatAI プラグイン)。

2つめは、[AIとチャット] カスタムバーのコンテキスト メニューに [新規文書の作成] コマンドを追加したことです。これにより、AIとチャットの結果を素早く Markdown デザイン ビューで1つの文書として表示することができます。

[AIとチャット] カスタムバーのコンテキスト メニューに [新規文書の作成] コマンドを追加しました (ChatAI プラグイン)。

3つめは、OpenAI のモデルとして gpt-4.5-preview モデルを選択できるようになりました。

[カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [AIオプション ページ]の [優先モデル] ドロップ ダウン リスト ボックスの一覧に gpt-4.5-preview モデルを追加しました (ChatAI プラグイン)。

Markdown 表記がより一般的になるにつれて、従来から使われている HTML 表記との相互変換の需要が多くなったと感じています。本バージョンでは、Markdown から HTML へ、および HTML から Markdown へ変換するコマンドを追加しました。さらに、Markdown または HTML からプレーン テキストへ変換するコマンドも追加しました。なお、HTML から Markdown への変換には、Tim Gromeyer 氏の html2md を使用しています。Markdown から HTML またはプレーン テキストへの変換には、従前から Martin Mitáš 氏による MD4C (Markdown parser for C) を使用しています。

Markdown、HTML、プレーン テキスト間を変換できるコマンドを追加しました。

さらに、本バージョンでは、お客様の様々なご要望にもお応えし、カスタム バーのスタック表示、ダーク モード、更新チェッカー (1,2)、[検索] ツール バー、マクロ ファイルのドラッグ アンド ドロップなどを改善しています。

プレビュー版の開発時に発見された不具合も修正されています。

Pro版、Free版ともにご満足いただければ幸いです。ご質問、機能のリクエスト、アイデアなどがございましたら、ご連絡いただくか、フォーラムにご発言ください。

今後もEmEditorを引き続きご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
— 江村豊

主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 25.0 の新機能」をご覧ください。

デスクトップインストーラー版をご使用の場合は、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新できます。この方法で更新できない場合は、最新版をダウンロードし、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップポータブル版の場合は、こちらよりダウンロードして更新できます。ストアアプリ版の場合は、数日後、Microsoftストア (64ビット または 32ビット) からダウンロードまたは更新できます。

EmEditor v24.5.3 を公開しました

本日、EmEditor v24.5.3 を公開しました。

v24.5.3 は、次の不具合修正を含みます。安定した動作のため、常に最新版に更新してお使いください。

  • 基本ツールバーのマクロボタンを右クリックしたときのメニューを、マクロ ツール バーで表示されるメニューに統一しました。
  • インストーラーの不足していたローカリゼーションを修正しました。
  • 文書タブの列が少なくなったときのレイアウト変更をより迅速にしました。
  • [ランダムに並べ替え] コマンドの不具合と、その後のクラッシュの可能性を修正しました。
  • VBScript マクロの最初の行に Option Explicit がある場合に動作しない問題を修正しました。
  • Stripe 用の登録キーに対応しました。
  • Free版でダイアログ表示に問題が発生する可能性を修正しました。
  • ウィンドウを分割してグループ内のすべての文書を検索するとクラッシュする可能性がある不具合を修正しました。
  • バイナリ(16進数表示)で選択範囲をコピーできないことがある問題を修正しました。
  • バイナリ(16進数表示)で置換時にクラッシュする可能性がある不具合を修正しました。
  • CSVで列を中央揃えしたときに表示レイアウトが乱れる可能性を修正しました。

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。

EmEditor v24.5.2 を公開しました

本日、EmEditor v24.5.2 を公開しました。

v24.5.2 は、次の不具合修正を含みます。安定した動作のため、常に最新版に更新してお使いください。

  • v24.5.1 で、テキスト/ファイルのドラッグ アンド ドロップ機能の不具合を修正しました。
  • 比較時のタイトルのツール バー/フォント サイズを調整しました。

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。

EmEditor Logo

既知の不具合と現在のステータス

本ページでは、現在のバージョンの重要な不具合とその修正ステータスについての情報をお知らせします。この情報は、頻繁に更新されます。

不具合はプレビュー版を含む最新版で修正されていることがあります。不具合だと思われる場合には、プレビュー版を含め最新版に更新してみてください。

Version 24.5.1

  • [テキストのドラッグ アンド ドロップ] オプションが有効であっても、テキストのドラッグ アンド ドロップ機能が動作しないことがあります。エクスプローラからファイルのドラッグ アンド ドロップも動作しないことがあります。これらの問題は最新版で修正されています。

Version 24.5.0

  • デスクトップ版インストーラーでアンインストールを試みると「Custom Action Parameter Error」が表示され、アンインストールできないことがあります。この問題は最新版で修正されています。いったん、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択するか、または最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行して、更新してください。その後、アンインストールを実行することができます。

Version 22.4.0 から Version 24.4.1 まで

  • 遅いハード ディスクから巨大ファイル (約 300MB 以上) を読み込む際、EmEditor が重複行を読み込む可能性があります (特に、読み込み最初は速くて、あとから遅くなる場合)。これに気付かずにファイルを編集して保存すると、ファイルの一部のテキストを重複して保存してしまい、ファイル サイズが大きくなる可能性があります。この問題は最新版で修正されています。

Version 23.0.3

  • EmEditor は SSE4.2 をサポートしていない古い CPU で STATUS_ILLEGAL_INSTRUCTION でクラッシュすることがあります (例えば、2006年にリリースされた Intel Core 2 Duo)。このクラッシュは、Visual Studio v17.8 の不具合によるものです。この問題は最新版で回避されています。

Version 23.0.2

  • 設定のプロパティの [ファイル] ページで、[外部から変更された時] ドロップ ダウン リストに、[外部から書き込みを禁止する] が選択されていると、ワークスペースが保存できない、行の折り返しができない、アウトラインが表示できないなどの問題が発生することがあります。この問題は最新版で修正されています。

Version 23.0.1

  • 既定ではマクロが動作しなくなる可能性があります。この問題を解決するには、[マクロのカスタマイズ] ダイアログで、[既定でマクロを非同期に実行する] オプションをクリアするか、あるいは [JavaScript エンジンとして V8 を使用する] オプションを設定します。この問題は最新版で修正されています。

すべてのバージョン

  • v23.0.0 より、ローカル ヘルプの形式は単一の CHM ファイルから複数の HTML ファイルに変更されました。ローカル ヘルプは、Webブラウザの中に表示されます。URL がローカルのパスであれば、ローカル ヘルプを表示していることになります。
  • 巨大ファイルを扱うときに異常終了する場合、仮想メモリを増やすことで問題を回避できることがあります。仮想メモリを増やす方法をご参考にして、仮想メモリを増やしてお試しください。また、この問題は [カスタマイズ] ダイアログの [高度] ページで [スレッド数] を減らすことにより防げる可能性もあります。v23.0 以降では、[カスタマイズ] ダイアログの [高度] ページで [編集時、一時ファイルを使用する] オプションを設定することで防げる可能性もありますが、動作は遅くなります。
  • [半角/全角] キーを押すと、異常終了することがあります。これは、Windows の不具合です。Windows の更新で最新版になっているにもかかわらず、この問題が発生する場合、以前のバージョンの IME に戻してください。

EmEditor v24.5.1 を公開しました

本日、EmEditor v24.5.1 を公開しました。

v24.5.1 は、次の不具合修正を含みます。安定した動作のため、常に最新版に更新してお使いください。

  • デスクトップ版インストーラーでアンインストールを試みると「Custom Action Parameter Error」が表示され、アンインストールできない問題を修正しました。
  • 文書タブから基本ツールバーへのドラッグ&ドロップ機能を改善しました。
  • 「テキストのドラッグ アンド ドロップ」オプションが無効のとき、ファイルエクスプローラーからEmEditorにファイルをドラッグ&ドロップで開けない問題を修正しました。
  • CSVセル選択モードで、書き換え禁止の文書における検索の不具合を修正しました。
  • 「検証」コマンドを高速化し、進捗状況を常に表示して、いつでもキャンセルできるようにしました。
  • 複数のEmEditorグループウィンドウがあるときに、ツールバーボタンをカスタマイズするとクラッシュする可能性がある問題を修正しました。
  • ファイルを開いている最中に発生する特定のクラッシュの可能性を修正しました。

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。

EmEditor v24.5.0 を公開 – 巨大ファイルを開く際の不具合のご報告、ファイル検証機能追加など

本日、EmEditor v24.5.0 を公開しました。すべてのお客様に、この新バージョンへの更新を強く推奨いたします。

EmEditor を使用されるお客様には、巨大ファイルを日常的に編集するのに使用される方が多いと思います。したがって、巨大ファイルのオープン、編集、保存などの動作には不具合があってはならないのですが、残念ながら、v22.4.0 から v24.4.1 までのバージョンでは、特定のハード ディスクから巨大ファイルを読み込む際、最初に開くときには問題なくても、2回目以降に開くときにサイズが大きくなる可能性がありました。これは、フォーラムであるお客様よりいただいた報告であり、このお客様のご報告に感謝しておりますと同時に、皆様にはご迷惑をお掛けして申し訳ありません。SSD など速いハード ディスクでは問題はありませんが、ディスク キャッシュが有効の遅いハード ドライブで巨大ファイル (約 300MB 以上のファイル) を開くと、EmEditor が重複行を読み込む可能性がある不具合がありました。この問題は、v24.4.2 で修正されましたが、v24.5 では、さらにファイル サイズに内部的不整合がある場合にメッセージを表示するなどして、このような未知の問題にも対応する防止策を加えました。したがって、すべてのお客様に、v24.5 への更新を強く推奨いたします。

さらに、v24.5 では、新機能として [ファイル] メニューに [検証] コマンドを追加しました。ファイルを開いた直後にこのコマンドを選択すると、現在の文書を一時ファイルとして保存し、そのサイズと SHA256 ハッシュ値を元のファイルと比較することができます。

[検証] コマンドを使うと最初に表示されるダイアログ

その結果は [ファイル検証の結果] ダイアログ ボックスに表示され、サイズと SHA256 ハッシュ値をコピーすることもできます。通常は、元のファイルと保存された一時ファイルは同一になるはずで、サイズとハッシュ値は一致するはずです。しかし、元のファイルに NULL 文字や Unicode に変換できない不正な文字が含まれている場合、あるいはハード ディスクまたはメモリーにエラーが発生した場合に、2個のファイルが一致しない可能性があります。重要なファイルを編集される場合には、ファイルを開いた直後に、この [検証] コマンドを実行して問題がないことを確認してください。

検証の結果ダイアログでは、元のファイルと保存した一時ファイルのファイル サイズと SHA256 ハッシュ値を表示します。

さらに、[カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [ファイル] ページには、ファイルを読み込むたびに自動的に検証を行うオプションも追加しました。

[カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [[ファイル] ページに [開いた直後にファイルを検証する] と [失敗があった場合のみ検証結果を表示する] チェック ボックスを追加しました。

新バージョン (v24.5) には、他にも多くの機能が追加されており、その多くはユーザーの皆様のご要望によるものです。

巨大ファイルを開く場合、ファイル全体を開くのではなく、より小さなサイズのみ開いて、その表示枠を前後に移動できると便利なことがあります。これは、あるお客様よりいただいたご要望になります。v24.5 では、[<<] および [>>] ボタンが巨大ファイル コントローラーに追加されました。これらのボタンをクリックすると、指定されたサイズを超えない範囲で、ファイルを開く位置を前後のセクションに移動できるようになりました。

[<<] および [>>] ボタンが巨大ファイル コントローラーに追加されました。

一方、v24.1 からの新機能である OpenAI API を使用した AI 執筆支援機能には、さらにオプションを追加して強化しました。従来は、テキストをタイプ中に自動的に提案テキストを灰色で表示していましたが、新バージョンでは、Ctrl+Space を押したときのみ提案テキストを表示できるようになり、OpenAI API を呼び出す回数を減らすことができるようになりました。従来のように自動的に提案を表示する場合は、AI の提案の信頼度があるしきい値を超えた場合にのみ提案を表示しますが、そのしきい値を調整することができるようになりました。例えば、信頼度を 40% と指定している場合、AI は 40% 以上の予測確率で次のテキストを予測できる場合のみ、提案を表示します。このため、確実でない予測での提案を減らしたい場合には、80% などと高い信頼度にすれば、より確実に予測できる場合のみ提案が表示され、OpenAI API を呼び出す回数を減らすことができます。また、予測に使用する入力テキストと候補提案用の出力テキストの長さを調整するオプションも追加しました。予測に使用する入力テキストは、長いほど予測の命中度を高めることができますが、OpenAI API の使用料は高くなります。出力テキストの長さは長いほど、より多くの単語が提案されることになります。

[設定のプロパティ] ダイアログ ボックスに、[[AI支援] ページを追加しました。

さらに、あるお客様のご要望にお応えし、[AIとチャット] ウィンドウで貼り付け時にすぐに送信しないようになりました。

プレビュー版の開発時に発見された不具合も修正されています。

最後に、EmEditor の製品登録の際のアクティベーションには、インターネットへの接続が必要になりますが、インターネット接続にプロキシが必要なところもあります。新バージョンでは、製品登録のダイアログに、[プロキシ設定] リンクを追加し、それをクリックすると、プロキシの設定ができるようになりました。デスクトップ インストーラーはコマンド ライン インストールのための PROXY オプションを追加しました。

Pro版、Free版ともにご満足いただければ幸いです。ご質問、機能のリクエスト、アイデアなどがございましたら、ご連絡いただくか、フォーラムにご発言ください。

今後もEmEditorを引き続きご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
— 江村豊

主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 24.5 の新機能」をご覧ください。

デスクトップインストーラー版をご使用の場合は、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新できます。この方法で更新できない場合は、最新版をダウンロードし、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップポータブル版の場合は、こちらよりダウンロードして更新できます。ストアアプリ版の場合は、数日後、Microsoftストア (64ビット または 32ビット) からダウンロードまたは更新できます。

EmEditor v24.4.2 を公開しました

本日、EmEditor v24.4.2 を公開しました。

v24.4.2 は、次の不具合修正を含みます。安定した動作のため、常に最新版に更新してお使いください。

  • 「すべて置換」操作を行った後、改行が含まれている場合でも、元に戻す速度を向上させました。
  • 「游ゴシック」フォントの表示を調整しました。
  • [フィルター] ツール バーでインクリメンタル検索中に「フィルター中止」を選択しても、選択されたアイテムにスクロールしない問題を修正しました。
  • DirectWrite に関連する潜在的なクラッシュを修正しました。
  • 印刷中に発生する可能性のあるクラッシュを解決しました。
  • ワークスペースを読み込む際に繰り返し発生するクラッシュを修正しました。
  • 「グループのすべての文書から検索」オプションが有効でウィンドウが分割されている場合に、「次を検索」ボタンをクリックすると発生する可能性のあるクラッシュを修正しました。
  • v24.4.x でマクロ エラーが発生したときに、正しくない行へジャンプしてしまう問題を修正しました。
  • ディスク キャッシュが有効の遅いハード ドライブで巨大ファイルを開くと、EmEditor が重複行を読み込む可能性がある v22.4 からの不具合を修正しました。
  • 「\J」で置換するとエラーが発生する問題を修正しました。
  • ファイルを開いた直後にファイル サイズが表示されない問題を修正しました。
  • [高度] ダイアログボックスの [正規表現で検索する追加行数] テキスト ボックスに設定できる数字の最大値を 10,000,000 にしました。

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。

EmEditor v24.4.1 を公開しました

本日、EmEditor v24.4.1 を公開しました。

v24.4.1 は、次の不具合修正を含みます。安定した動作のため、常に最新版に更新してお使いください。

  • v24.4.0 で発生していた、文書比較時のフリーズやクラッシュの問題を修正しました。
  • v24.4.0 で [対応する括弧を強調表示する] オプションが有効でも、太字で表示されない問題を修正しました。
  • v24.4.0 で Markdown デザイン ビューでのブックマークや変更行インディケーターの表示位置を修正しました。
  • OpenDocuments プラグインで発生する可能性のあるクラッシュを修正しました。
  • 改行を含むすべて置換後、元に戻す際のメモリ不足によるクラッシュの可能性を減らしました。
  • 文書比較中に行の折り返し方法を変更した際の表示の問題を修正しました。
  • クラッシュレポートを改善しました。
  • お客様により報告された問題を修正しました (1, 2, 3)。

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。

EmEditor v24.4.0 を公開 – Markdown デザイン ビュー

本日、EmEditor v24.4.0 を公開しました。

新バージョン (v24.4) の主な新機能は、Markdown サポートの強化です。これは、多くのお客様 (1, 2) からの要望に応じて実現されたもので、ほぼ WYSIWYG 体験を提供する Markdown デザイン ビューを導入しました。

Markdown ファイルを編集する際に、ほぼ WYSIWYG 体験を提供する Markdown デザイン ビューが新たに導入されました。

Markdown は、John Gruber 氏によって考案され、現在では多くのサービスで採用されています。この記法を使うことで、文字の装飾や段落のスタイル、リンクや画像などを比較的簡単に記述できます。Markdown 形式で作成された文書は、メモ帳などの非対応アプリでもわかりやすく表示されるため、広く利用されています。ブログや StackOverflow、Wikipedia などの投稿フォーム、さらには論文作成にも使われています。最近では、生成AIのレスポンスにも Markdown が活用されています。この度、Markdown への対応を強化したのは、前バージョン (v24.3) で追加された AIプロンプトのレスポンスをより美しく表示したかったからです。

基本ツール バーには「Markdown デザイン ビュー」ボタンが追加され、これをクリックすることでデザイン ビューのオン、オフを切り替えられます。また、Markdown の設定が選択されている場合、関連するファイルを開くと自動的にデザイン ビューが有効になります。AIプロンプト機能を使って新規作成された文書でも、デザイン ビューが適用されます。これらの設定は、[カスタマイズ] ダイアログの新しい [Markdown] ページで変更できます。

既定の基本ツール バーに Markdown デザイン ビュー ボタンを追加しました。

デザイン ビューに切り替えると、Markdown ツール バーが表示されます。ここにある [Markdown プレビュー] ボタンをクリックすると、WebPreview プラグインを使用して Markdown のプレビューを表示できます。

[Markdown] ツール バーが追加されました。

Markdown プレビューとデザイン ビューには、いくつかの違いがあります。

  • プレビューでは編集できませんが、デザイン ビューでは編集が可能です。
  • プレビューでは画像が表示されますが、デザイン ビューでは絵文字 (🖼) で表示されます。
  • ソース テキスト内の改行は、プレビューでは必ずしも改行として解釈されませんが、デザイン ビューでは常に改行として表示されます。ただし、ソース テキスト内の 2個以上のスペースで終わる行は、強制改行 (hard line break) として認識されます。デザイン ビューでは、強制改行は絵文字 (⏎) で表示されます。
  • ソース テキスト内の表のヘッダーが省略されている場合、プレビューでは非表示になりますが、デザイン ビューでは空のヘッダーとして表示され、常に編集可能です。
  • プレビューではコードと通常のテキストが異なるフォントで表示されますが、デザイン ビューでは同じフォントが異なる色で表示されます。
  • フェンスされたコード ブロックに言語名が記載されている場合、デザイン ビューではその言語に対応する設定で強調表示されます。
  • ソース テキスト内の HTMLタグ、文字参照、数値文字参照は、プレビューでは正しく表示されますが、デザイン ビューでは表示されません。
  • 見出し行は、プレビューでは対応するサイズのフォントで正しく表示されますが、デザイン ビューでは DirectWrite を使用していない場合は、常に同じサイズのフォントで表示されます。既定では、DirectWrite を使用する設定になっていますので、問題にはなりません。

これらの違いを考慮し、EmEditor のデザイン ビューに過信せず、プレビューや外部 Webブラウザでの表示を確認しながら編集作業を行うことをお勧めします。

Markdown ツール バーにある [段落]、[見出し1]、[見出し2] などのドロップ ダウン リストを使うことで、ブロック スタイルを変更できます。また、[太字]、[斜体]、[コード] などのボタンを使ってテキストを装飾することができます。これらのボタンは、テキストが選択されているかどうかや、既に装飾されているかどうかによって動作が異なります。例えば、何も選択されていない状態で [太字] ボタンをクリックすると、カーソル位置の単語全体が太字になります。カーソル位置を含む文字列が既に異なるスタイルで装飾されている場合は、その装飾されている文字列だけを太字にします。反対に、テキストが選択されている状態で [太字] ボタンをクリックすると、選択範囲の太字状態のオン、オフを切り替えます。その他のボタンを使ってリンク、画像、表、水平線、改行、段落番号、箇条書きなどを作成・挿入できます。これらのコマンドは、メインメニューの [編集] メニューの [Markdown サブメニュー] からもアクセス可能で、Ctrl+B が [太字] コマンドのショートカットキーとして設定されています。

今回の Markdown デザイン ビューには、まだ改善の余地があります。デザイン ビューとプレビューの表示に相違が多いと感じるユーザーもいるかもしれません。また、編集が複雑な場合、デザイン ビューではうまく編集できないことがあります。例えば、見出し行の先頭に文字を入力すると、見出し行が通常の段落に変わってしまいます。このような場合、デザイン ビューを解除して編集する方が便利です。画像やハイパーリンクのパスやタイトルを変更する際も、直接ソース テキストを編集する方が早いでしょう。しかし、EmEditor が完全な Markdown エディタになることはないと考えています。Markdown 記法は、プレイン テキストでもわかりやすく表示できることが特長です。デザイン ビューのオン、オフを切り替えながら編集するスタイルに慣れていただければと思います。

Markdown 構文の解析には、Martin Mitáš 氏による MD4C (Markdown parser for C) を一部変更して使用しています。MD4C は CommonMark に準拠しており、EmEditor もこれを参考にして開発されました。ただし、EmEditor では CommonMark では規定されていない「表」もサポートしています。

新バージョン (v24.4) には、他にも多くの機能が追加されており、その多くはユーザーの皆様のご要望によるものです。

  • 比較結果の相違行の表示が改善され、従来は追加行としてまとめられていた類似行が変更行として表示されるようになりました。
  • [すべてを他にコピー] コマンドがコピー元文書を閉じるようになりました。
  • 正規表現エンジンのリストに「Onigmo.Perl」を追加し、以前の「Onigmo」は「Onigmo.Ruby」と呼ばれるようになりました。
  • 検索/置換ダイアログの複数行の検索/置換ボックスが自動行折り返しをサポートするようになりました。
  • ウィンドウ幅を狭くした際に隠れるメニューへのアクセスがキーボード操作で可能になりました。例えば、Alt+M で表示できる [マクロ] メニューは、ウィンドウが小さくても使用できます。
  • コマンド ライン オプションに /ola が追加され、オフライン ライセンスを管理者権限でコンピューター全体に保存できるようになりました。
  • プレビュー版の開発時に発見された不具合も修正されています。

Pro版、Free版ともにご満足いただければ幸いです。ご質問、機能のリクエスト、アイデアなどがございましたら、ご連絡いただくか、フォーラムにご発言ください。

今後もEmEditorを引き続きご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
— 江村豊

主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 24.4 の新機能」をご覧ください。

デスクトップインストーラー版をご使用の場合は、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新できます。この方法で更新できない場合は、最新版をダウンロードし、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップポータブル版の場合は、こちらよりダウンロードして更新できます。ストアアプリ版の場合は、数日後、Microsoftストア (64ビット または 32ビット) からダウンロードまたは更新できます。