EmEditor v25.2.0 を公開 – AI 機能拡張、日時で並べ替え、ツール バーのカスタマイズ、高速化

本日、EmEditor v25.2.0 を公開しました。

生成 AI 機能の拡張(ChatAI プラグインが必要)

v25.2 の主な新機能の一つは、生成 AI 機能の強化です。EmEditor はv23.1以降、OpenAI APIをサポートしてきましたが、OpenAI API 互換のサービスを含む、他の生成 AI サービスへの対応を求めるご要望を多くいただいておりました。これに応え、江村誠は AI プロンプトおよびチャット機能に以下の改善を加えました。

  1. DeepSeek API のサポート

DeepSeek のモデルである deepseek-chat および deepseek-reasoner が、AI とのチャットおよび AI プロンプトで利用できるようになりました。DeepSeekは OpenAI に類似した AI サービスを提供しています。DeepSeek を利用するには、DeepSeek API キーを作成する必要があります。

  1. LM Studio のサポート

OpenAI や DeepSeek の API を利用する場合、インターネット接続が必要でデータが外部に送信されますが、AI モデルをローカルで実行することで、よりプライバシーが保たれます。そのため、様々なオープンソース AI モデルを PC 上で動作させることができるプログラム、LM Studioへのサポートを実験的に追加しました。LM Studio をインストールすると、多くの AI モデルを試すことができます。ただし、モデルによっては大容量のディスクスペースや特定のハードウェア( CPU/GPU )が必要な場合があります。例えば、Gemma 3 12B( 8.15GB )は私の環境では動作しませんでしたが、Gemma 3 1B( 720MB )は問題なく動作しました。ローカルモデルは OpenAI や DeepSeek ほどの性能や応答速度は期待できませんが、無料で利用でき、有料サービスに依存しません。今後、さらに高性能なモデルも登場する可能性があります。

  1. 互換モデルのサポート

OpenAI および DeepSeek API のエンドポイント URL を自由にカスタマイズできるようになり、これらの API と互換性のある他のサービスも利用しやすくなりました。ただし、API エンドポイントを変更するだけでは完全な互換性が保証されるわけではありませんので、ご利用は自己責任でお願いします。

これらのアップデートにより、OpenAI API、DeepSeek API、LM Studio のいずれかを選択できます。OpenAI と DeepSeek は同等に高性能なモデルを提供しています。無料かつ安全(ただし応答が遅い場合あり)な AI をご希望の場合は、LM Studio がおすすめです。ご自身の用途や予算に合わせて最適な AI モデルをお選びください。

  1. AI 接続設定の移動

これまで「AI オプションのカスタマイズ」や「AI とチャットのカスタマイズ」にあった AI 設定は、「AI とチャット」ウィンドウ内に移動しました。新しい設定ダイアログは、「AI とチャット」ウィンドウを開き、⚙(設定)アイコンをクリックして [設定] を選択することでアクセスできます。

  1. 推論モデルのサポート

「AI とチャット」は、DeepSeek の deepseek-reasoner や OpenAI の o4-mini などの推論モデルにも対応しました。これらのモデルは、非推論モデルに比べてより知的で正確な応答を提供します。推論モデルを使用すると、応答の上部に「推論を表示」ボタンが表示されます。既定では推論の内容が表示されますが、ボタンをクリックすることで非表示にできます。

  1. ご利用方法

v25.0以降、EmEditor で AI 機能を利用するにはChatAI プラグインのインストールが必要です(ストア版では利用できません)。まだインストールしていない場合は、まずプラグインを導入し、カスタマイズダイアログのAI オプションAI を有効にするにチェックを入れてください。本バージョンから、OpenAI および DeepSeek API の API キーやモデル設定は、AI とチャット画面左上サイドバーの⚙(設定)アイコンから設定します。カスタマイズダイアログのAI オプションで入力した API キーやモデルは、AI 支援執筆機能専用となります。API キーの取得方法や LM Studio の設定については、[AI とのチャット] プラグインの使い方をご覧ください。なお、AI 支援執筆機能は現在 OpenAI API のみ対応していますが、今後他の AI サービスにも対応予定です。

日付や時刻による並べ替えの強化

以前から日付や時刻での並べ替え機能はありましたが、世界には様々な日付形式が存在します。たとえば、

June 13, 2026  
2025-06-10  
6/12/2025  
11/6/2025  
2025年6月9日

これらは全て日付を表現していますが、どの形式が日付として認識されるかは Windows API 任せで曖昧でした。今回から、日付形式を厳密に指定できるようになり、より正確な並べ替えが可能になりました。形式指定方法は、v21.3 でサポートした検索やフィルターの数値範囲の表現方法と同様です。
例えば、
yyyy-MM-dd|M/dd/yyyy|yyyy年M月d日
と指定し、[日時が新しいから古いへ並べ替え] を実行すると、上記例では、

6/12/2025  
2025-06-10  
2025年6月9日  
June 13, 2026  
11/6/2025

のように、指定形式に一致しない行は下に残り、一致したものだけが正しく並べ替えられます。どの日付が並べ替え対象か確かめたい場合は、同じ形式で検索やフィルターを設定すれば、一致した日付のみ強調表示されます。また、日付・時刻形式を指定すると、並べ替え速度も向上します。

ツール バーのカスタマイズ機能の拡張

これまで基本ツール バーのみカスタマイズ可能でしたが、今回から検索ツール バー、フィルターツール バー、Markdown ツール バーも自由にカスタマイズできるようになりました。どんなコマンドでもボタンとして追加でき、好きなアイコンを使うことも可能です。ツール バーのカスタマイズ ダイアログは、従来の固定サイズから [カスタマイズ] ダイアログ内のページへと統合されました。メニューやファイル エンコードの設定ダイアログも同様に統合されています。

カスタマイズ ダイアログの使い勝手向上

[カスタマイズ] ダイアログのページ数が 40 に達し、目的のページが探しにくくなっていました。そこで、ページを Windows の言語で辞書順に並べ替えたり、不要なページを非表示にできるようになりました。左上の検索ボックス横に新設された [>] ボタンから [フィルター/並べ替え] を選択してください。

また、従来は検索ボックスにキーワードを入力すると該当ページのみ絞り込めましたが、どこに目的の設定があるか分かりにくいことがありました。今回から [>] ボタンのメニューから [すべてのオプションを検索] を選ぶと、EmEditor 全体から目的の設定を検索できます。

64 ビット版 Windows 8.1 以降のみ対応、および高速化

以前よりご案内していた通り、本バージョンより Windows 7 および 32 ビット版のサポートを終了します。64 ビット版 Windows 8.1 以降、または Windows Server 2012 R2 以降が必要です。Microsoft による Windows 7 サポートは2020年1月に終了しています。新しい OS のみ対応とした上で更なる最適化を行い、起動速度等が向上しました。当社のテストによれば、v25.0 と比べ起動速度が 1.79 倍、日付フィルターも 1.45 倍高速化しています。

最後に、プレビュー版の開発時に発見された不具合も修正されています。

Pro 版、Free 版ともにご満足いただければ幸いです。ご質問、機能のリクエスト、アイデアなどがございましたら、ご連絡いただくか、フォーラムにご発言ください。

今後も EmEditor を引き続きご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
— 江村豊

主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 25.2 の新機能」をご覧ください。

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合は、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新できます。この方法で更新できない場合は、最新版をダウンロードし、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合は、こちらよりダウンロードして更新できます。ストアアプリ版の場合は、数日後、Microsoft ストアからダウンロードまたは更新できます。

EmEditor v25.1.4 を公開しました

本日、EmEditor v25.1.4 を公開しました。

v25.1.4 は、次の不具合修正を含みます。安定した動作のため、常に最新版に更新してお使いください。

  • v25.1.3 では、マクロファイルに Unicode サイン(BOM)が付いていない場合、従来のシステム既定エンコードではなく UTF-8 として開く仕様になっていましたが、本バージョンでは従来通りシステム既定エンコードで開くように戻しました。ただし、システム既定エンコードで変換できない文字が含まれている場合は、エラーメッセージが表示されるようになりました。マクロは UTF-16(BOM付き)または UTF-8(BOM付き)で保存することを推奨します。
  • CSVファイルをスクロールした際に、列ヘッダーが表示されなくなることがある不具合を修正しました。
  • タッチパッドでのスクロール操作に対応しました。
  • EmEditor Free で最近使ったファイルやフォントが表示されない不具合を修正しました。

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。

EmEditor v25.1.3 を公開しました

本日、EmEditor v25.1.3 を公開しました。

v25.1.3 は、次の不具合修正を含みます。安定した動作のため、常に最新版に更新してお使いください。

  • マクロ ファイルに Unicode サイン (BOM) が付いていない場合、従来のシステム既定エンコードでなく UTF-8 として開くようになりました。マクロは UTF-16 (BOM付き) または UTF-8 (BOM付き) として保存することを推奨します。
  • EmEditor Free で、[スタート ウィンドウのカスタマイズ] ダイアログの一部のオプションが保存できない不具合を修正しました。
  • お客様から報告された不具合を修正しました (1, 2, 3, 4)。

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。

EmEditor v25.1.2 を公開しました

本日、EmEditor v25.1.2 を公開しました。

v25.1.2 は、次の不具合修正を含みます。安定した動作のため、常に最新版に更新してお使いください。

  • [カスタマイズ] ダイアログの [AIプロンプト] ページで、[AIとのチャットに保存] オプションが有効な場合に、[出力] オプションが無視される問題を修正しました。
  • CSS HTML Validator Pro v25.02 がインストールされている場合に、[カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [構文チェッカー] ページでクラッシュが発生するのを防止しました。
  • お客様から報告された不具合を修正しました (1, 2, 3)。

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。

EmEditor v25.1.1 を公開しました

本日、EmEditor v25.1.1 を公開しました。

v25.1.1 は、次の不具合修正を含みます。安定した動作のため、常に最新版に更新してお使いください。

  • 複数選択が1行に存在する場合に、[重複行の削除] コマンドでクラッシュする可能性があった問題を修正しました。このバグはv25.1以前から存在していました。
  • メイン メニューが存在しない場合に、ツール バーを右クリックするとクラッシュする可能性があった問題を修正しました。このバグはv25.1以前から存在していました。
  • ウィンドウが最大化されている状態で [新しいグループ] コマンドを使用すると、空白のグループ ウィンドウが作成されることがあった v25.1.0 のバグを修正しました。
  • スニペット プラグインが正しく動作しない場合があった v25.1.0 のバグを修正しました。
  • お客様から報告された不具合を修正しました (1,2)。

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。

EmEditor v25.1.0 を公開 – AI、ブックマーク、カスタム バー、高速化

本日、EmEditor v25.1.0 を公開しました。

1. AI とチャット機能の改善

本バージョン v25.1 の特長の 1 つ目は、 AI とチャット機能の改善です。江村誠は、AI とチャットの機能をさらに向上させ、より使いやすくしました。v25.1 では、AI プロンプトからのレスポンスを、リンクや文字の装飾、段落のスタイルなど、Markdown 形式を保持したまま美しく表示します。左側のサイドバーには過去のチャット一覧が表示され、いつでも過去のチャットを呼び出すことができます。[+ チャットの新規作成] ボタンをクリックすると、新しい会話を開始できます。チャット内のレスポンスは、そのチャット内のメッセージの文脈のみを使用するため、異なるトピックについて質問したい場合は、新規チャットを作成した方が消費するトークンが少なくなり、OpenAI API の利用料を節約できます。

現在、AI とチャット機能のための Web アプリが emeditor.com ドメインからホストされています。ただし、すべての AI リクエストは emeditor.com を経由せず、直接 OpenAI に送信・受信されます。AI データは当サーバーには一切保存されません。これを確認するには、[AI とチャット] カスタム バー内で Ctrl+Shift+I を押して DevTools を開き、Network タブを使って AI リクエストを調査できます。この仕組みにより、AI とチャットの Web アプリのためにローカルサーバーを実行する必要がなくなり、EmEditor 本体のリリースとは独立して AI 機能の更新や改善が可能になります。

前バージョンの v25.0 では、AI 機能をプラグインとして切り離し、AI 機能を利用するには ChatAI プラグインのインストールが必要になりました。しかし、更新チェッカーに不具合があり、ChatAI プラグインを一度もインストールしていなくても、EmEditor 本体の更新時に ChatAI プラグインが意図せずインストールされてしまうことがありました。現在はサーバー側の対応によりこの問題は発生しなくなりましたが、AI 機能を全く利用されないお客様は、ChatAI プラグインがインストールされていないか、Windows の設定のプログラム一覧からご確認いただき、もしインストールされていた場合はアンインストールしてください。以前のバージョンの ChatAI プラグインでは、インストーラー版をご利用の場合、EmEditor の [プラグインの設定] ダイアログからは正しくアンインストールできません。

一方、AI 機能をご利用の場合、ChatAI プラグインが自動で更新されないことがあります。その場合は、こちらから新しい ChatAI プラグインをダウンロードしてインストールすることを推奨します。一度 v25.1.0 の ChatAI プラグインをインストールすると、次回以降は自動で更新されます。ChatAI プラグインのバージョン情報は、Windows の設定のプログラム一覧または EmEditor の [プラグインの設定] ダイアログからご確認いただけます。

AI とチャット機能を利用するには、EmEditor Professional と ChatAI プラグインのインストールが必要です。ストアアプリ版、32 ビット版には対応していません。

AIとチャット機能を改善し、AIとチャット ウィンドウのユーザー インターフェイスを一新しました。

2. ブックマーク管理の強化

v25.1 の特長の 2 つ目は、ブックマーク関連の改善です。v21.6 にて [ブックマークはクリアしない] オプションを廃止しましたが、これは非常に大きなファイル履歴によるメモリ不足でクラッシュする可能性を防ぐためでした。しかし、多くのお客様からこのオプションの復活を望む声がありました。v25.1 では、[カスタマイズ] ダイアログの [履歴] ページで [ブックマークを保存する] の日数に [無制限] を選択できるようになりました。これを選択しても履歴が巨大にならないよう最適化を加えています。さらに、履歴が巨大になった場合には通知メッセージを表示し、ユーザーに履歴のクリアを促すようになりました。また、v25.1 では既定で [ブックマーク] メニューの下に [ブックマーク一覧] コマンドが追加されました。これをクリックすると [ブックマーク] カスタムバーが表示され、設定されているブックマークの一覧が表示されます。それらをクリックして該当のブックマークに移動でき、右クリックメニューから [クリア] や [すべてクリア] を選択してブックマークを削除することも可能です。[ブックマーク一覧] コマンドは EmEditor Professional と EmEditor Free の両方で利用できますが、ブックマークの履歴は EmEditor Professional のみ対応しています。

[ブックマーク一覧] コマンドと [ブックマーク] カスタム バーを追加しました。

3. 動作速度と UI の改善

v25.1 の特長の 3 つ目は、さまざまな動作速度の改善と安定性の向上です。古いバージョンからの互換性のためだけに残っていたコードを削除したり、プログラムの初期化などのコードの最適化により、起動時の動作速度が大幅に向上しました。私共のテストによると、EmEditor の起動速度はコードの最適化などにより、58% 向上しました。

また、特定の動作はより顕著に高速化しています。[検索] ダイアログで文字列を入力して [すべて選択] をクリックする動作では、マルチスレッドの使用やコードの最適化により、19 倍以上に高速化しています。そのほか、改行を含む特定のすべて置換、垂直選択、ブックマーク関連コマンド、インクリメンタルサーチを使ったフィルタ設定などでも速度が向上しています。

なお、3年以上前にリリースされた EmEditor v22.3 より古いバージョンをお使いの場合、古い設定を引き継ぎたい場合には、いったん v25.0.1 に更新して EmEditor を実行してから、再度、最新版に更新することをおすすめします。

v25.1 では、EmEditor のカスタムバーのユーザーインターフェイスにも改善を加えています。たとえば、カスタムバーのタイトル横に新しいドロップダウンボタン(▼)を追加し、カスタムバーを上下左右に移動できるようになりました。また、カスタムバーのタイトルをドラッグして位置を変更することもできます。さらに、ドロップダウンボタン(▼)から任意のカスタムバーに切り替えることも可能です。ショートカットキー(既定では ALT+.)を押すことでポップアップメニューにアクセスできます。本機能は EmEditor Professional と EmEditor Free で利用できます。

4. フィードバックとバグ修正

さらに、v25.1 ではお客様のご要望にもお応えしています。v25.0 では [非常に暗い] オプションを既定でオンにしましたが、一部のユーザーから見づらいとのご意見がありました。そこで、v25.1 では既定でオフに戻しました。また、ある企業のお客様から、初回起動時に EmEditor Professional と EmEditor Free の選択を促すプロンプトが表示されないようにできないかとのお問い合わせがありました。確かに、企業のお客様は EmEditor Free を選択できません。そこで、v25.1 ではこのプロンプトを表示しないようにしましたが、個人で EmEditor Free をご利用になりたい場合は、[ヘルプ] メニューから [ダウングレード] を選択することで EmEditor Free に切り替えることができます。

最後に、プレビュー版の開発時に発見された不具合も修正されています。

Pro 版、Free 版ともにご満足いただければ幸いです。ご質問、機能のリクエスト、アイデアなどがございましたら、ご連絡いただくか、フォーラムにご発言ください。

今後も EmEditor を引き続きご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
— 江村豊

主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 25.1 の新機能」をご覧ください。

デスクトップインストーラー版をご使用の場合は、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新できます。この方法で更新できない場合は、最新版をダウンロードし、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップポータブル版の場合は、こちらよりダウンロードして更新できます。ストアアプリ版の場合は、数日後、Microsoft ストア (64 ビット または 32 ビット) からダウンロードまたは更新できます。

EmEditor v25.0.1 を公開しました

本日、EmEditor v25.0.1 を公開しました。

v25.0.1 は、次の不具合修正を含みます。安定した動作のため、常に最新版に更新してお使いください。

  • [プラグインの設定] ダイアログ ボックスを閉じるときに起こる可能性があったクラッシュの問題を解決しました。
  • ChatAI プラグインがインストールされていない場合のマクロ ツール バーのボタンの並び順を修正しました。
  • 長い行の多数の箇所をすべて置換するときに発生する可能性があったフリーズを修正しました。

デスクトップインストーラー版をご使用の場合は、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新できます。この方法で更新できない場合は、最新版をダウンロードし、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップポータブル版の場合は、こちらよりダウンロードして更新できます。ストアアプリ版の場合は、数日後、Microsoftストア (64ビット または 32ビット) からダウンロードまたは更新できます。

EmEditor v25.0.0 を公開 – AI機能を本体から削除、MarkdownとHTMLの変換機能を追加

本日、EmEditor v25.0.0 を公開しました。

EmEditor Professional v23.1 以降、OpenAI を用いた多くの生成 AI 関連機能を追加してまいりました。多くのユーザーの皆様にご好評をいただいている一方、一部の企業のお客様からは、セキュリティ上の懸念を表明されていました。念のために書いておくと、コンピューターがインターネットに接続されていれば、EmEditor で AI 機能を無効にしても、Web ブラウザ等から AI へのアクセスを完全に防止することは不可能です。しかしながら、少しでもテキスト エディターで開いたファイル内容の漏出を防止したいという要望は、管理者として当然の要望であり、私共も理解しています。v24.2 では、管理者権限で AI を完全に無効にする機能を追加しましたが、設定の変更だけでは、一部の管理者の不安を払拭することができませんでした。したがって本バージョンでは、EmEditor 本体から AI 関連の機能を完全に削除いたしました。そして、AI 関連の機能は、別途ダウンロードが必要な ChatAI プラグインとして公開することにいたしました。ChatAI プラグインがインストールされていない場合は、EmEditor の AI 関連の機能は完全に無効になり、AI 関連のコマンドやオプションはすべて表示されなくなります。なお、プラグインが無料で提供されるため公開されていれば、ユーザーが簡単にダウンロードしてインストールしてしまうと不安をもたれる管理者がいらっしゃるかもしれません。その場合は、他にも様々な開発者による無料の AI 関連のツールがインターネット上に公開されていることを理解してほしいと思います。

EmEditor Professional から AI 関連の機能をすべて削除しました。従来の AI 機能を使用するには、別途 ChatAI プラグインをダウンロードしてインストールする必要があります。

逆に、ChatAI プラグインをダウンロードしてインストールすると、AI 関連のコマンドは、新設された AI メニューに集約され、素早くアクセスできるようになります。

ChatAI プラグインをインストールすると、AI 関連のコマンドは、すべて新しくできた AI メニューにまとめて表示されるようになりました。

なお、ChatAI プラグインは、64-bit 版のみの提供とさせていただきます。また、ストア版 EmEditor は、UWP (ユニバーサル Windows プラットフォーム) アプリで、アプリ コンテナ内で実行されるため、外部のプラグインを使用することができません。したがって、残念ながら、32-bit 版またはストア版 EmEditor では AI 機能は利用できません。

本バージョンでの AI 関連の改善点として、1つめは、画像作成時に、通常の解像度か HD かを選択できるようになりました。このオプションは、[プロンプトの新規作成] ダイアログ、および [カスタマイズ] ダイアログの [AIプロンプト] ページで、[出力] に [画像] が選択されている場合に表示される [HD] というチェック ボックスです。

[プロンプトの新規作成] ダイアログ、および [カスタマイズ] ダイアログの [AIプロンプト ページ]で、[出力] に [画像] が選択されている場合、[HD] チェック ボックスを追加しました。[HD] チェック ボックスが設定されていない場合には、通常の解像度で画像が出力されるようになりました (ChatAI プラグイン)。

2つめは、[AIとチャット] カスタムバーのコンテキスト メニューに [新規文書の作成] コマンドを追加したことです。これにより、AIとチャットの結果を素早く Markdown デザイン ビューで1つの文書として表示することができます。

[AIとチャット] カスタムバーのコンテキスト メニューに [新規文書の作成] コマンドを追加しました (ChatAI プラグイン)。

3つめは、OpenAI のモデルとして gpt-4.5-preview モデルを選択できるようになりました。

[カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [AIオプション ページ]の [優先モデル] ドロップ ダウン リスト ボックスの一覧に gpt-4.5-preview モデルを追加しました (ChatAI プラグイン)。

Markdown 表記がより一般的になるにつれて、従来から使われている HTML 表記との相互変換の需要が多くなったと感じています。本バージョンでは、Markdown から HTML へ、および HTML から Markdown へ変換するコマンドを追加しました。さらに、Markdown または HTML からプレーン テキストへ変換するコマンドも追加しました。なお、HTML から Markdown への変換には、Tim Gromeyer 氏の html2md を使用しています。Markdown から HTML またはプレーン テキストへの変換には、従前から Martin Mitáš 氏による MD4C (Markdown parser for C) を使用しています。

Markdown、HTML、プレーン テキスト間を変換できるコマンドを追加しました。

さらに、本バージョンでは、お客様の様々なご要望にもお応えし、カスタム バーのスタック表示、ダーク モード、更新チェッカー (1,2)、[検索] ツール バー、マクロ ファイルのドラッグ アンド ドロップなどを改善しています。

プレビュー版の開発時に発見された不具合も修正されています。

Pro版、Free版ともにご満足いただければ幸いです。ご質問、機能のリクエスト、アイデアなどがございましたら、ご連絡いただくか、フォーラムにご発言ください。

今後もEmEditorを引き続きご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
— 江村豊

主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 25.0 の新機能」をご覧ください。

デスクトップインストーラー版をご使用の場合は、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新できます。この方法で更新できない場合は、最新版をダウンロードし、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップポータブル版の場合は、こちらよりダウンロードして更新できます。ストアアプリ版の場合は、数日後、Microsoftストア (64ビット または 32ビット) からダウンロードまたは更新できます。

EmEditor v24.5.3 を公開しました

本日、EmEditor v24.5.3 を公開しました。

v24.5.3 は、次の不具合修正を含みます。安定した動作のため、常に最新版に更新してお使いください。

  • 基本ツールバーのマクロボタンを右クリックしたときのメニューを、マクロ ツール バーで表示されるメニューに統一しました。
  • インストーラーの不足していたローカリゼーションを修正しました。
  • 文書タブの列が少なくなったときのレイアウト変更をより迅速にしました。
  • [ランダムに並べ替え] コマンドの不具合と、その後のクラッシュの可能性を修正しました。
  • VBScript マクロの最初の行に Option Explicit がある場合に動作しない問題を修正しました。
  • Stripe 用の登録キーに対応しました。
  • Free版でダイアログ表示に問題が発生する可能性を修正しました。
  • ウィンドウを分割してグループ内のすべての文書を検索するとクラッシュする可能性がある不具合を修正しました。
  • バイナリ(16進数表示)で選択範囲をコピーできないことがある問題を修正しました。
  • バイナリ(16進数表示)で置換時にクラッシュする可能性がある不具合を修正しました。
  • CSVで列を中央揃えしたときに表示レイアウトが乱れる可能性を修正しました。

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。

EmEditor v24.5.2 を公開しました

本日、EmEditor v24.5.2 を公開しました。

v24.5.2 は、次の不具合修正を含みます。安定した動作のため、常に最新版に更新してお使いください。

  • v24.5.1 で、テキスト/ファイルのドラッグ アンド ドロップ機能の不具合を修正しました。
  • 比較時のタイトルのツール バー/フォント サイズを調整しました。

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。