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EmEditor v25.0.0 を公開 – AI機能を本体から削除、MarkdownとHTMLの変換機能を追加

本日、EmEditor v25.0.0 を公開しました。

EmEditor Professional v23.1 以降、OpenAI を用いた多くの生成 AI 関連機能を追加してまいりました。多くのユーザーの皆様にご好評をいただいている一方、一部の企業のお客様からは、セキュリティ上の懸念を表明されていました。念のために書いておくと、コンピューターがインターネットに接続されていれば、EmEditor で AI 機能を無効にしても、Web ブラウザ等から AI へのアクセスを完全に防止することは不可能です。しかしながら、少しでもテキスト エディターで開いたファイル内容の漏出を防止したいという要望は、管理者として当然の要望であり、私共も理解しています。v24.2 では、管理者権限で AI を完全に無効にする機能を追加しましたが、設定の変更だけでは、一部の管理者の不安を払拭することができませんでした。したがって本バージョンでは、EmEditor 本体から AI 関連の機能を完全に削除いたしました。そして、AI 関連の機能は、別途ダウンロードが必要な ChatAI プラグインとして公開することにいたしました。ChatAI プラグインがインストールされていない場合は、EmEditor の AI 関連の機能は完全に無効になり、AI 関連のコマンドやオプションはすべて表示されなくなります。なお、プラグインが無料で提供されるため公開されていれば、ユーザーが簡単にダウンロードしてインストールしてしまうと不安をもたれる管理者がいらっしゃるかもしれません。その場合は、他にも様々な開発者による無料の AI 関連のツールがインターネット上に公開されていることを理解してほしいと思います。

EmEditor Professional から AI 関連の機能をすべて削除しました。従来の AI 機能を使用するには、別途 ChatAI プラグインをダウンロードしてインストールする必要があります。

逆に、ChatAI プラグインをダウンロードしてインストールすると、AI 関連のコマンドは、新設された AI メニューに集約され、素早くアクセスできるようになります。

ChatAI プラグインをインストールすると、AI 関連のコマンドは、すべて新しくできた AI メニューにまとめて表示されるようになりました。

なお、ChatAI プラグインは、64-bit 版のみの提供とさせていただきます。また、ストア版 EmEditor は、UWP (ユニバーサル Windows プラットフォーム) アプリで、アプリ コンテナ内で実行されるため、外部のプラグインを使用することができません。したがって、残念ながら、32-bit 版またはストア版 EmEditor では AI 機能は利用できません。

本バージョンでの AI 関連の改善点として、1つめは、画像作成時に、通常の解像度か HD かを選択できるようになりました。このオプションは、[プロンプトの新規作成] ダイアログ、および [カスタマイズ] ダイアログの [AIプロンプト] ページで、[出力] に [画像] が選択されている場合に表示される [HD] というチェック ボックスです。

[プロンプトの新規作成] ダイアログ、および [カスタマイズ] ダイアログの [AIプロンプト ページ]で、[出力] に [画像] が選択されている場合、[HD] チェック ボックスを追加しました。[HD] チェック ボックスが設定されていない場合には、通常の解像度で画像が出力されるようになりました (ChatAI プラグイン)。

2つめは、[AIとチャット] カスタムバーのコンテキスト メニューに [新規文書の作成] コマンドを追加したことです。これにより、AIとチャットの結果を素早く Markdown デザイン ビューで1つの文書として表示することができます。

[AIとチャット] カスタムバーのコンテキスト メニューに [新規文書の作成] コマンドを追加しました (ChatAI プラグイン)。

3つめは、OpenAI のモデルとして gpt-4.5-preview モデルを選択できるようになりました。

[カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [AIオプション ページ]の [優先モデル] ドロップ ダウン リスト ボックスの一覧に gpt-4.5-preview モデルを追加しました (ChatAI プラグイン)。

Markdown 表記がより一般的になるにつれて、従来から使われている HTML 表記との相互変換の需要が多くなったと感じています。本バージョンでは、Markdown から HTML へ、および HTML から Markdown へ変換するコマンドを追加しました。さらに、Markdown または HTML からプレーン テキストへ変換するコマンドも追加しました。なお、HTML から Markdown への変換には、Tim Gromeyer 氏の html2md を使用しています。Markdown から HTML またはプレーン テキストへの変換には、従前から Martin Mitáš 氏による MD4C (Markdown parser for C) を使用しています。

Markdown、HTML、プレーン テキスト間を変換できるコマンドを追加しました。

さらに、本バージョンでは、お客様の様々なご要望にもお応えし、カスタム バーのスタック表示、ダーク モード、更新チェッカー (1,2)、[検索] ツール バー、マクロ ファイルのドラッグ アンド ドロップなどを改善しています。

プレビュー版の開発時に発見された不具合も修正されています。

Pro版、Free版ともにご満足いただければ幸いです。ご質問、機能のリクエスト、アイデアなどがございましたら、ご連絡いただくか、フォーラムにご発言ください。

今後もEmEditorを引き続きご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
— 江村豊

主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 25.0 の新機能」をご覧ください。

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