ダイアログ ボックスを表示せずに EmEditor のインストールを行うには?

通常のインストールでは、ダイアログ ボックスが表示され、ユーザーが [次へ] ボタンをクリックしたり、オプションを設定する必要があります。しかし、企業や団体などで複数のコンピュータにインストールする場合、インストールの作業をバッチ ファイルやスクリプトで行い、ダイアログ ボックスを表示したくない場合があります。EmEditor は、インストーラに Windows Installer を使用しているため、次のようにして、無人インストールを行うことができます。

たとえば、EmEditor のセットアップ用のファイルが emed64_24.2.0.msi の場合、

msiexec /i "(...path...)emed64_24.2.0.msi" /passive

を実行すると、一切のダイアログ ボックスが表示されず、既定の設定でインストールを行うことができます。既定の設定を変更したい場合、次のオプションを使用することができます。

MSIINSTALLPERUSER=1v24.2 以前のみ利用可能。現在のユーザーだけのユーザー毎インストールを指定します (v20.9 以降で既定)。
MSIINSTALLPERUSER=””v24.2 以前のみ利用可能。コンピューター毎インストール (全ユーザー インストール) を指定します (v20.8 以前で既定)。コマンド プロンプトでなく PowerShell を使用する場合は、コマンド ラインの最後に指定する必要があります。
NOCHECKUPDATES=1EmEditor の新しいバージョンをインターネットで定期的にチェックすることを無効にします。
NOCONTEXTMENU=1エクスプローラのコンテキスト メニューにショートカットを追加することを無効にします。
DESKTOP=1デスクトップにショートカットを追加することを有効にします。
NOIEEDITOR=1Internet Explorer の HTML エディタ一覧に EmEditor を追加することを無効にします。
NOIEVIEW=1Internet Explorer からソース表示で EmEditor を起動することを無効にします。
NOPATH=1EmEditor へのパスを PATH 環境変数に追加することを無効にします。
NOSHORTCUT=1プログラム メニューにショートカットを追加することを無効にします。
NOSKIP=1更新時でも、カスタム インストールができるように、インストーラーの画面をスキップしません。
NOTRAYICON=1タスクバーにトレイ アイコンを追加することを無効にします。
NOTXT=1テキスト ファイルの関連付けを無効にします。
REGNAME=”name”登録ユーザーの名前を入力します。
REGKEY=xxxxxx登録キーを入力します。
REGEMAIL=”email”エムソフト カスタマー センターでサインインするのに使用するメール アドレスを入力します。
/qダイアログ ボックスを表示せずに EmEditor をインストールします。

たとえば、登録キーを設定して、現在のユーザーだけが使用できるようにセットアップを実行したい場合は、

msiexec /i "emed64_24.2.0.msi" /q REGNAME="John Doe" REGKEY=xxxxx REGEMAIL="[email protected]"

と実行します。また、登録キーを設定して、全ユーザー インストールを行いたい場合には、次のコマンドを実行します。
他にも、Windows Installer にはさまざまなオプションが存在します。詳しくは、コマンド プロンプトで、

msiexec /?

を実行すると、コマンドの一覧が表示されます。