本日、EmEditor v15.0.0 beta 1 を公開いたしました。
v14.9.3 からの主な変更点は、次の通りです。
一般の新機能
- 複数のワークスペースを扱うことができるようになりました。[ワークスペースを開く]、[ワークスペースを上書き保存]、[ワークスペースを名前を付けて保存]、[最近のワークスペース (複数項目)] コマンドが追加されました。既定では [ファイル] メニューに [ワークスペース] ポップアップ メニューが追加され、その中に各種コマンドが追加されました。
- 高度なフィルターでは、検索範囲を文字数で指定することができるようになりました。また、複数レベルのフィルターの場合、論理和 (論理 OR) でフィルターを実行することができるようになりました。何も指定しない場合には、従来と同様、複数の条件の論理積 (AND) でフィルターが動作します。
- [フィルター] ツール バーに [すべてブックマーク] ボタン、[すべて抽出] ボタンが追加されました。
- [インポートとエクスポート] コマンドで、UAC プロンプトが表示されなくなりました。
- [現在の文書を複数ファイルに分割] コマンドでは、開いていない既存ファイルをコピー元として選択できるようになりました。これにより、248 GB を超える巨大ファイルも複数ファイルに分割できるようになりました。
- [ファイルから検索] と [ファイルから置換] コマンドでは、複数のフォルダを縦線 (|) で区切って指定できるようになりました。
新しい設定
- [高度なフィルター] ダイアログ ボックスに [カスタム (文字単位)] ボックスと [前の条件との論理和] チェック ボックスが追加されました。
- [カスタマイズ] ダイアログの [履歴] タブに [この数を超えるとポップアップ] テキスト ボックスが追加されました。
- [ファイルから検索] と [ファイルから置換] ダイアログ ボックスの [検索するフォルダ] テキスト ボックスの右横の [>] ボタンをクリックして表示されるメニューに [参照して追加] コマンドが追加されました。
新コマンド
- ワークスペースを開く
- ワークスペースを上書き保存
- ワークスペースを名前を付けて保存
- 最近のワークスペース (複数項目)
- すべてブックマーク (フィルター ツール バー)
- すべて抽出 (フィルター ツール バー)
マクロの新機能
- Document オブジェクトの Filter メソッドに xBegin、xEnd パラメータと eeFindLogicalOr フラグが追加されました。
新しいプラグイン API
- FILTER_INFO 構造体に xBegin、xEnd フィールドと FLAG_FIND_LOGICAL_OR フラグが追加されました。
- Editor_Filter インライン関数に xBegin、xEnd パラメータと FLAG_FIND_LOGICAL_OR フラグが追加されました。
- EEID_WORKSPACE_OPEN、EEID_WORKSPACE_SAVE_AS、EEID_WORKSPACE_SAVE_CURRENT、EEID_FILTERBAR_BOOKMARK、EEID_FILTERBAR_EXTRACT、EEID_WORKSPACE_RECENT_FILE1 コマンドが追加されました。
正式版の公開前にできるだけ多くの不具合を発見したいため、このベータ版をお試しいただき、不具合が見つかりましたらご報告していただけますようお願い申し上げます。
ダウンロードや変更点は、ベータ版フォーラムの「EmEditor v15.0.0 beta 1 を公開しました」をご覧ください。
今後も EmEditor を引き続きご愛顧くださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。