TECH+ EXPO for セキュリティ 2023 にて講演のお知らせ
2023年9月12日から15日に開催される TECH+ EXPO for セキュリティ 2023 にて、「EmEditorの更新機能を利用したインシデントから学んだ教訓」という題目で、江村豊が講演いたします。
詳しくは、
をご覧ください。
2023年9月12日から15日に開催される TECH+ EXPO for セキュリティ 2023 にて、「EmEditorの更新機能を利用したインシデントから学んだ教訓」という題目で、江村豊が講演いたします。
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本日、EmEditor v22.5.2 を公開いたしました。
v22.5.2 は、次の不具合修正と改善を含みます。
主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 22.5 の新機能」をご覧ください。
デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。
本日、EmEditor v22.5.1 を公開いたしました。
v22.5.1 は、次の不具合修正と改善を含みます。
主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 22.5 の新機能」をご覧ください。
デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。
私共は、永久ライセンスを販売しています。他社が販売する「パーペチュアル (永続)」ライセンスと異なり、私共の永久ライセンスには、将来のアップデートを無期限に受け取る権利が含まれています。未来を予測することは困難ですが、私共は長期間にわたって EmEditor の開発とサポートを行いたいと考えています。私共の家族や従業員は EmEditor の売上に依存しており、売上は将来世代にも続く必要があります。そのため、2024年 8月 28日に永久ライセンスの販売を終了します。2024年 8月 28日以降、永久ライセンスは販売されません。したがって、もし今後も長期間にわたって EmEditor Professional を使用される場合には、今のうちに永久ライセンスを購入すると、将来の経費を節約することができます。また、2023年 8月 30日に永久ライセンスの価格を現在の 36,400円 (税別) から 53,200円 (税別) に引き上げます。
2024年 8月 28日に、2年目以降の年間サブスクリプションの価格を現在の初年度の 50% から 75% に引き上げます。サブスクリプション ライセンスをお持ちの場合、2024年 8月 28日までに現在の価格でサブスクリプションを更新することができ、有効期限は変更されません。本ウェブサイトからオンラインでサブスクリプション ライセンスを購入されている場合、前回の購入から30日以上経過していれば、1年間の更新を購入することができます。複数年の更新を購入されたい場合は、リンクをお送りしますので、お問い合わせください。販売代理店からサブスクリプションを購入されている場合は、販売代理店にお問い合わせください。
今後も EmEditor の開発に集中し、より良いソフトウェアの開発とサポートの充実に全力を注いでいく所存です。何卒ご了承賜りますようお願い申し上げます。
本日、EmEditor v22.5.0 を公開いたしました。
最近、私は第13世代の Intel Core i7-13700 を搭載したPCを購入しました。第12世代の Core プロセッサー以降、Intel はパフォーマンスのための Pコアと効率のための Eコアを組み合わせたハイブリッド アーキテクチャを導入しました。新しいアーキテクチャは興味深いもので、Pコアは Eコアよりも高速に動作します。EmEditor の以前のバージョンでは、すべてのスレッドが同じ速度で動作すると仮定していました。しかし、Pコアのスレッドが Eコアのスレッドよりも高速に動作すると、Pコアのスレッドは Eコアのスレッドよりも早くタスクを終了し、Eコアのスレッドがタスクを終了するまで待つ必要があります。念のためですが、Eコアと Pコアがなくてもスレッドの速度は変動することがあります。例えば、スレッドがバックグラウンド アプリやシステム プロセスによって中断されると、そのスレッドは他のスレッドよりも遅くなります。それでも、Pコアと Eコアの存在は状況を悪化させる可能性があります。
この状況を克服するために、v22.5 ではコードを最適化して、動的にスレッドの負荷分散を管理します。次の画面図は、巨大ファイルで正規表現を検索している間の CPU 使用率を示しています。最適化後、タスク終了時に全体的なCPU使用率が急激に下がっているのがわかります。
v22.5 の開発中、私共はコードを最適化して多くのコマンドの速度を向上させるために多くの時間を費やしました。例えば、マルチスレッディングによって [コピー] コマンドの速度が 1.49 倍に高速化されました。リファクタリングと最適化中にコードを見直す機会がありました。古いバージョンでは、CPU が AVX-512 命令セットをサポートしていない場合、誤って SHA 命令セットが有効化されませんでした。v22.5 ではこのバグを修正し、AVX-512 をサポートしていない多くの CPU でも [重複行の削除] コマンドなどの複数のコマンドの速度が向上しました。今後もコードを見直し、速度向上のために最適化していく予定です。
新しい PC を使って Visual C++ でコードをビルドした時、ビルドが非常に遅いので、私は落胆しました。実はコードをビルドするときにメモリ使用率が 100% に達していたのです。これは、物理メモリ (RAM) が 16GB しか利用できなかったためですが、CPU には 24 個の論理コアがあり、Visual C++ は 24 個のスレッドを使用してコードをビルドしていました。Visual C++ のオプションでスレッド数を 24 から 7 に調整すると、コンパイラはコードをより速くビルドできました。同様に、EmEditor は既定の 24 個のスレッドを使用するよりも 3 個だけのスレッドを使用した方が速くなりました。物理メモリを 16GB から 80GB に増やすと、両方のアプリは 24 個のスレッドで最高速になりました。したがって、論理コア数が多い最新の CPU をお持ちでしたら、物理メモリを増やすことを強くお勧めします。例えば、CPU に 24 個の論理コアが存在する場合、PC には少なくとも 32GB の物理メモリを推奨します。メモリが充分でない場合は、スレッド数を調整する必要があるかもしれません。これは EmEditor のカスタマイズ ダイアログ ボックスの [高度] ページで指定できます。v22.5 では、論理コアの数がこの GB 値を超える場合、既定のスレッド数を物理メモリの最も近い GB 値に調整しました。
あるお客様からファイル変更検知の改善要求をいただきました。古いバージョンでは既定で5秒ごとに現在のファイルサイズとタイムスタンプをチェックし、ファイルが変更されたと判断すると、メッセージボックス「別のプログラムによってファイルが変更されました。変更を反映して再読み込みしますか?」が表示されます。v22.5では、Windows API を使用して、より効率的にファイル変更を検知します。
別のお客様からは、行番号の左端をクリックしてブックマークの設定/解除を行う機能が欲しいとのご要望がありました。古いバージョンでは、[ブックマークを設定/解除] コマンドを選択するか、Ctrl+F2 を押してブックマークのオンとオフをり替える必要がありました。確かに、行番号をクリックする方が簡単ですし、テキスト エディターの中でもこの動作が一般的になってきているので、本機能を採用しました。
江村誠は [シンボルを検索] コマンドで言語サーバー プロトコルを使用する機能と JSON 言語サーバーを使用する機能を追加しました。また、コミット リスト プラグインを改善し、[プル] ボタンと [プッシュ] ボタンに、コミット数のインジケーターを追加しました。
近い将来、Windows 7、8.1、および Server 2008 R2 のサポートを終了する予定です。Microsoft はすでにこれらのバージョンの Windows のサポートを停止しています。セキュリティ上の理由から、これらの古いバージョンの Windows の使用は強くお勧めしません。また、EmEditor の 32ビット版の開発も終了する予定です。私共は、EmEditor の 64ビット版の開発およびテストにリソースを集中させたいと考えています。
私共は多くの皆様に EmEditor を使用していただきたいと考えており、EmEditor の価格はできるだけ低く抑えています。年間サブスクリプションの初年度価格、40米ドル(以前は 39.99米ドル)は、年間サブスクリプションのライセンスを開始して以来、1セント以上変更していません (日本円価格は、外国為替により変動があります)。しかし、私共は EmEditor Professional の違法使用は許容しません。EmEditor Professional の「クラック」キーを販売または提供しているウェブサイトがいくつかあります。これらは違法なサイトであり、これらのサイトから入手したキーは私共からサポートされることありません。私は時々、実際には有効なライセンスを持っていないにもかかわらず、平気で EmEditor Professional についての技術的な質問をされることがあります。私は有効なライセンスを購入したお客様をサポートするために時間を使いたいと思っています。これらの違法なサイトを根絶し、さらに重要なこととして、EmEditor の開発とお客様のサポートを継続するため、私共はライセンスの正当性を弊社のサーバー上のデータベースでチェックするコードを追加し、ライセンスが有効でない場合、そのコードは Professional バージョンの動作を停止させます。このチェックは EmEditor を起動するとすぐに行われるわけではありませんし、EmEditor を起動するたびに行われるわけでもありません。コードの性質と目的上、コードがどのように動作するか詳細は公開しません。ただし、個人情報は送信されず、このチェックはインターネット接続がなくても EmEditor を使用することを妨げません。私共にとってソフトウェアを保護することが重要であり、有効なライセンスを購入したお客様も同様に保護したいと思っています。私共は、お客様がこの背景の理由を理解してくださり、この最小限のライセンスのチェックを受け入れてくださることを願っています。また、ライセンス数の計算方法も参照して、必要充分な数のライセンスを所有しているか確認してください。
別のブログで、ライセンスの価格改定と、永久ライセンスの販売終了についてお知らせいたします。
Pro版、Free版とも お気に入りいただけましたら幸いです。将来、ご質問、機能のリクエスト、アイディアなどがございましたら、ご連絡いただくか、フォーラムにご発言ください。
今後も EmEditor を引き続きご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
— 江村豊
主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 22.5 の新機能」をご覧ください。
さらに本リリースは、v22.5 を開発中の不具合/問題の修正を含みます。
デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。
本日、EmEditor v22.4.2 を公開いたしました。
v22.4.2 は、次の不具合修正と改善を含みます。
主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 22.4 の新機能」をご覧ください。
デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。
本日、EmEditor v22.4.1 を公開いたしました。
v22.4.1 は、次の不具合修正と改善を含みます。
主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 22.4 の新機能」をご覧ください。
デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。
本日、EmEditor v22.4.0 を公開いたしました。
新バージョン (v22.4) では、低速ドライブまたはネットワーク ドライブから巨大ファイルを開くときの動作とステータス メッセージを改善しました。以前のバージョンは、高速ハード ドライブまたは SSD から巨大ファイルを開くために最適化されていました。ファイルの内容を読み取るために大きなサイズのメモリ ブロックが割り当てられ、そのメモリ ブロックの処理中は、ステータス バーまたは巨大ファイル コントローラ上に進捗状況を更新しませんでした。この方法は、高速ハード ドライブまたは SSD から巨大ファイルを読み取る場合にはうまく動作しますが、低速ドライブやネットワーク ドライブからファイルを読み込む場合には、プログラムがフリーズして応答していないように見えることがありました。新バージョン v22.4 では、ファイルを開いた時、まず最初の 1MB を読み取るのにかかる時間を測定します。そして、読み取り速度を推測して、ステータス バーと巨大ファイル コントローラーの進行状況を、何バイト毎に更新するべきかを推測します。この新しいアルゴリズムにより、EmEditor は、高速ドライブの高速読み取り速度を維持しながら、低速ドライブの進捗状況をより頻繁に表示できるようになりました。
v22.4 では [ファイルから検索] の動作速度を向上させ、[ファイルから検索] を中止するときの応答時間も改善しました。これは、最適化されたマルチスレッド コードを使用して全体の速度を向上させながら、検索中止の要求に応答するために、ファイル内を複数のゾーンに分けて検索することで可能になりました。私共のテストでは、[ファイル内検索] が v22.3 と比較して 2.76 倍高速になりました。v22.4 では、[列の削除] (CSV)、[値をクリア] (CSV)、[ランダムに並べ替え]、Base64 エンコード/デコードのコマンドなどのコマンドの速度も向上しています。[値をクリア] (CSV) コマンドは、CSV セル選択モードで CSV セルまたは列を選択しているときに Delete キーを押すと、実行されます。これは、CSV の編集でよく使う操作ですが、このような操作を高速化したことにより、皆様の生産性が向上することを願っています。[ランダムに並べ替え] コマンドは、高速擬似乱数生成器 (Xoshiro-cpp) を使用することにより、さらに高速化することができました。
あるお客様は、[検索] ダイアログ ボックスに検索文字列を入力している時、一致した文字列の強調表示を更新する機能を要求されました。本機能は他のエディターでも使用していたので、v22.4 でも追加することにしました。本機能は既定ではオフになっていますが、[検索] ドロップ ダウン リスト ボックスの横にある [>] ボタンをクリックすると表示されるメニューで [自動ハイライト] を選択すると有効にできます。このオプションがオンの場合、[検索]/[置換]/[ファイル内検索]/[ファイルから置換] ダイアログ ボックスまたは [検索] ツール バーを表示している間のみ、検索の強調表示がオンになります。本機能は EmEditor Professional および EmEditor Free で利用できます。
他の複数のお客様は、複数行のテキストを選択し、エディタ ウィンドウの下端を超えてマウスをドラッグする (マウスの左ボタンを押しながらマウスを動かす) ときの垂直スクロールの改善を求められていました。下にスクロールすることを望まれるユーザーと、文書の最下部までジャンプすることを望まれるユーザーがいました。また、一部のお客様は、例えば、300万行の文書の 100万行目から 200万行目までを選択したいといった場合のように、文書の中間の多数の行を選択することを望まれます。これらすべてのユーザーのご要望にお応えするために、v22.4 では、以下で説明するように、マウスをドラッグするときの新しいスクロール モードと、新しいマウス ポインタの形状が導入されました。
まず、v22.4 では、マウスをエディタ ウィンドウの端を越えてドラッグすると、マウス ポインタの形状が変わります。マウス ポインタをウィンドウの端から遠ざけるほど、スクロール速度は速くなります。さらに遠ざけると、スクロールはスクロール ボックス (サム) をドラッグしているかのように動作します。このモードでは、選択範囲の終点をドキュメント内の任意の位置に簡単に移動できます。既定では、このモードに入るとミニマップが表示されます。マウスの左ボタンを押したまま ESC キーを押すと、通常の選択モードに戻ります。この機能は EmEditor Professional および EmEditor Free で利用できます。
江村誠は、言語サーバー プロトコル (LSP) を使用した構文チェック機能を追加しました。この新機能は、JavaScript や他の言語でも利用できるため、JavaScript で記述されたマクロの構文もチェックできるようになりました。本機能は EmEditor Professional でのみ使用できます。
また、彼は、コミットをチェックアウトして新しいブランチを作成する機能を追加することで、CommitList プラグインも改良しました。本機能も EmEditor Professional でのみ使用できます。
さらに、ランダムな文書とパラメータを使用して EmEditor の機能をテストするための新しいテスト スクリプトを作成し、[列の分割] コマンドなどで、既にいくつかのバグを発見しています。このようにして未知のバグを探して修正しています。
以前「ベータ」と呼ばれていたバージョンは、これからは「プレビュー」バージョンと呼ぶことにしました。これは、「ベータ」と聞くと不安定だと思われる方が多いためですが、継続的にバグを修正しているため、実際には、正式版よりもベータ版の方が安定していることが多いのです。また、より多くのユーザーに新バージョンの新機能を試していただきたいため、新バージョンは「ベータ」ではなく「プレビュー」と呼ぶべきであると考えました。できれば「プレビュー」バージョンを含めて常に最新版に更新してお使いになることを推奨いたします。
Pro版、Free版とも お気に入りいただけましたら幸いです。将来、ご質問、機能のリクエスト、アイディアなどがございましたら、ご連絡いただくか、フォーラムにご発言ください。
今後も EmEditor を引き続きご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
— 江村豊
主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 22.4 の新機能」をご覧ください。
さらに本リリースは、v22.4 を開発中の不具合/問題の修正を含みます。
デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。winget を使用されている場合は、”winget install Emurasoft.EmEditor” とタイプして最新版の EmEditor のインストールが可能です (64ビットか32ビットは自動検出されます)。
本日、EmEditor v22.3.0 を公開いたしました。
クラッシュ レポート機能を改善して以来、多くのユーザー様からクラッシュ レポートを受信し、原因を調べるために長時間を費やしました。幸いにも、多くのクラッシュは解決し、少しでも早く被害を受けたお客様を救済するため、v22.2.0 と v22.3.0 との間でマイナーな更新を頻繁に行いました。クラッシュ報告機能に、さらに多くの情報を追加して、より多くのクラッシュの原因を見つけることが可能になりました。それらのクラッシュ レポートと修正で、最近のバージョンではクラッシュ レポートの受信は少なくなりました。クラッシュ レポートを送信していただいたユーザーの皆様に感謝いたします。最新版では、信頼性と頑強性が向上していますので、すべてのお客様に最新版への更新を推奨します。クラッシュ レポート機能は、EmEditor Professional と EmEditor Free で利用可能です。
巨大ファイルを開いた直後のバックグラウンド CSV 構文チェックが実行中に、検索/置換コマンドを実行すると、場合によっては、クラッシュが発生することがわかりました。そこで、検索/置換コマンドは、バックグラウンド CSV 構文チェックが完了するまで、待つべきだと結論を出しました。新バージョンでは、既定では、検索、置換、その他の操作の前には、CSV 構文チェックを中止するかどうかを確認するメッセージ ボックスを表示するようになりました。この確認メッセージは、[カスタマイズ] ダイアログの [CSVオプション] ページで、[CSV構文チェックがまだ実行中の時、確認メッセージを表示する] オプションを解除することにより、無効にすることができます。確認メッセージが無効の場合、検索/置換を実行しようとすると、バックグラウンド CSV 構文チェックは自動的に中止します。CSV に関連する機能は、EmEditor Professional のみで利用可能です。
EmEditor を開発するにあたり、様々な操作の速度は信頼性と同様に重要です。新バージョンは、[検索] ダイアログ ボックスの中の [抽出] コマンドの動作を、改善されたアルゴリズムを使用して高速化しました。私共のテストでは、[抽出] コマンドは、v22.2.0 と比較して、3.46 倍に高速化しています。これらのコマンドは、EmEditor Professional のみで利用可能です。
あるお客様は、数字の千の位に桁区切り文字が含まれていても、合計を表示する機能を要望されました。例えば、選択テキストが、以下だったとします。
1,001.5 2,001.1
従来のバージョンでは、カンマ (,) は、数字の一部として認識されないため、合計は 1 + 1.5 + 2 + 1.1 = 5.6 となり、ステータス バーには、「5.6」 と表示されていました。
新バージョンでは、[カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [並べ替え] ページに新しく追加された [桁区切りを許可する] オプションを設定すると、合計は、1001.5 + 2001.1 = 3002.6 となり、ステータス バーには、「3,002.6」と表示されます。実際の区切り文字は、現在のロケールに依存し、それも同ページで設定できます。例えば、現在のロケールが、「ドイツ語 (ドイツ)」の場合で、選択テキストが以下だったとします。
1.001,5 2.001,1
すると、ステータス バーに 「3,000.6」と表示されます。ステータス バーに表示される数字の形式は、Windows のロケールに依存します。
桁区切り文字は、3桁毎 (千、百万、十億…の位) に現れている必要があります。EmEditor は、現在、2桁や4桁の区切りの形式はサポートしていません。例えば、選択テキストが次の通りだったとします。
1,04 2,0005
カンマは千の位置では無いため、単に異なる4つの数字の区切りとしてみなされます。そのため、EmEditor は、「12」 (= 1 + 4 + 2 + 5) と表示します。
桁区切り文字を含む数字を解析する機能は、[小さい値から大きい値へ並べ替え] コマンドと [大きい値から小さい値へ並べ替え] コマンドにも拡張しました。
さらに、v22.3 では、数値範囲表現も、桁区切り文字を含む数字に一致することができるようになりました。例えば、次の数値範囲表現があったとします。
[ 1000.0 , 2000.0 ]
この表現は、以下の両方の数字に一致します。
1203,3
と
1,203.3
数値範囲表現では、現在のロケールとは独立して、小数点を指定することができます。桁区切り文字が小数点と同一だった場合、小数点の方が桁区切り文字より優先度が高くなり、桁区切り文字は使用されなくなります。例えば、選択ロケールが英語 (米国) で、次の数値表現があったとします。
[ 1000,0 , 2000,0 "," ]
この表現は、以下の数字に一致します。
1203,3
しかし、以下の数字には一致しません。
1,203,3
既定では、EmEditor の以前のバージョンと互換性を保つため、桁区切り文字は無効になっています。上記の桁区切り文字に関するすべての機能を有効にするには、[カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [並べ替え] ページで [桁区切りを許可する] オプションを設定する必要があります。このオプションは、EmEditor Professional のみで利用可能です。
他のお客様は、ファイルをバックアップ中、ISO日付/時刻フォーマットでファイル名を変更したり、隠しファイル属性/読み取り専用属性を設定する機能を要望されました。これらのオプションは、設定のプロパティの [バックアップ] ページで利用可能になりました。時刻は常に、協定世界時 (UTC) であり、システムのタイム ゾーンを変更してもファイル名の衝突が起きないようにしています。例えば、
filename.txt
のバックアップは、同フォルダーに同名のファイルが既に存在している場合
filename_2023-04-09T180943.2016212Z.txt
と名前を変更して保存されます。これらのバックアップの新しいオプションは、EmEditor Professional と EmEditor Free で利用可能です。
江村誠は、言語サーバー プロトコル (LSP) をサポートしました。この機能は、このお客様を含む複数のお客様により要望されていました。v22.3 は、LSP の多くの機能の中で、ツールチップの機能だけをサポートしています。これは、関数名やそのほかのシンボル上にマウス ポインターを置くと、ツールチップとして簡単な説明を表示する機能です。将来の EmEditor のバージョンでは、さらに多くの LSP の機能をサポートする予定です。現在のところ、サポートするプログラミング言語は、HTML、CSS、JavaScript、Perl、C/C++、Python ですが、将来は、より多くのプログラミング言語をサポートする予定です。プログラミング言語によっては、追加の言語サーバーのインストールが必要になります。設定のプロパティの [言語サーバー] ページで、[?] ボタンをクリックするか、F1 を押すと、追加インストールについての説明を含むヘルプが表示されます。LSP の機能は、既定では、無効になっているため、新機能を使用するには設定のプロパティの [言語サーバー] ページで、[言語サーバー プロトコルを有効にする (試験的)] オプションを設定する必要があります。LSP は、EmEditor Professional のみで利用可能です。
誠が開発している [コミット リスト] プラグインは、サイドバーのリストで、複数選択を可能にして改善しました。この改善により、複数のファイルを同時にステージしたりアンステージすることができます。
最後に、誠は、WebPreview プラグインを改善して、Markdown ファイルをプレビュー表示できるようにしました。この機能は、複数のお客様 (1, 2) により要望されていました。Markdown ファイルをプレビュー表示するには、EmEditor の既定の設定の 1つである「Markdown」の設定が選択されている必要があります。プラグインは、EmEditor Professional のみで利用可能です。
Pro版、Free版とも お気に入りいただけましたら幸いです。将来、ご質問、機能のリクエスト、アイディアなどがございましたら、ご連絡いただくか、フォーラムにご発言ください。
今後も EmEditor を引き続きご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
— 江村豊
主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 22.3 の新機能」をご覧ください。
さらに本リリースは、v22.3 を開発中の不具合/問題の修正を含みます。
デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。winget を使用されている場合は、”winget install Emurasoft.EmEditor” とタイプして最新版の EmEditor のインストールが可能です (64ビットか32ビットは自動検出されます)。
本日、EmEditor v22.2.12 を公開いたしました。
v22.2.12 は、beta 26 (22.2.926) のすべての不具合修正を含みます。
主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 22.2 の新機能」をご覧ください。
デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。