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テキスト エディターの速度比較

有名なテキスト エディターの速度比較の実験を行いました。この結果、EmEditor Professional 8.02 が、起動速度、ファイルを開く速度、置換速度のすべてのテストに完了し、全般にもっとも速いことがわかりました。

実験項目:

  • プログラム起動時間 (サイドバー無し)
  • 中間の大きさのファイルを開く時間 (141 MB)
  • 巨大ファイルを開く時間 (809 MB)
  • 置換を行う時間 (大文字小文字を区別する) * “a” を “@@” で置換。

12 個の有名なテキスト エディターを使用して実験しました。テスト条件の詳細については、脚注をご覧ください。(*)

結果

プログラム起動時間 (サイドバー無し)

もっとも起動の速いテキスト エディターは EmEditor Professional 8.02 で 0.196 秒でした。

Test to Launch Program

中間の大きさのファイルを開く時間 (141 MB)

ほぼ半分のテキスト エディターは、25 秒以内にテスト ファイルを開くことができました。EmEditor Professional 8.02 は、テスト ファイルを 16.02 秒で開くことができました。テスト ファイルは、175 万行の ASCII テキスト ファイル (141MB) です。

Time to Open a Medium File

巨大ファイルを開く時間 (809 MB)

すべてのテキスト エディターは中間の大きさのファイル (141MB) を開くことができましたが、すべてのテキスト エディターが巨大ファイルを開くことができたわけではありません。実際、3 分の 1 のテキスト エディターは、巨大ファイル (809MB) を開くことができませんでした。もっとも速いテキスト エディターは、EmEditor Professional 8.02 で、28.39 秒でした。テスト ファイルは、1000 万行の ASCII テキストファイル (809MB) です。

Time to Open a Large File

置換を行う時間 (大文字小文字を区別する)

2 個のテキスト エディターは、テストを完了することができず、もう 1 個のテキスト エディターは完了するのに 1 分以上かかりました。しかし、その他のテキスト エディターはこのテストを 12 秒以内に完了しました。EmEditor Professional 8.02 は、もっとも速いテキスト エディターの 1 つで、1.41 秒で完了しました。テスト ファイルは、20 万行の ASCII テキスト ファイル (16MB) です。

Time to Complete Replace

結論

速度やサイズに最適化されたテキスト エディターがある一方で、最適化されていないテキスト エディターもあります。最適化オプションを含むテキスト エディターがあったり、単に早く動作するテキスト エディターもあります。また、異常終了するテキスト エディターもあります。これらのテストから、以下は、もっとも良いテキスト エディターです。

次のテキスト エディターは、4 つすべてのテストに 1 分以内で完了しました。

  • EmEditor Professional 8.02

次のテキスト エディターは、4 つすべてのテストを完了しました。

  • EmEditor Professional 8.02
  • U 14.20
  • T1 5.2.0

次のテキスト エディターは、4 分の 3 のテストを 1 分以内で完了しました。しかし、巨大ファイルを開く時間 (809 MB) のテストを完了することができませんでした。

  • N2 5.7b
  • H 7.10

生のデータについては、Text Editor Speed Test Results (PDF) をご覧ください。

* 注
– Microsoft Virtual PC 2007 上のフレッシュな Windows Vista SP1 (512MB RAM) で実験を行いました。ホスト マシンは Dell Dimension C521 Athlon 64 X2 4600 2.40 GHz (3GB RAM)、Windows Vista です。
– 比較、記述されている結果は、すべて 5 回のテストの平均です。
– 各テストにおいて 6 回記録を行いました。最初の時間は、他のテスト時間より長い傾向があるため、最初の時間は破棄しました。
– そして残りの 5 回の平均を計算しました~これが、記述されている時間です。
– 最初のテスト~起動時間 (サイドバー無し)~では、計測時間は、MM:SS.000 で記述されています。
– 残りの 3 つのテスト~中間の大きさのファイルを開く時間 (141 MB)、巨大ファイルを開く時間 (809 MB)、置換を行う時間 (大文字小文字を区別する)~では、計測時間は、MM:SS.00 で記述されています。
– 10 分以上かかったテスト時間を計測したテキスト エディターについては、必要に応じて「too slow」と記述しました。これらのテキスト エディターは、完了しなかったテストについて、計測時間を 00:00.00 と記述し、結果をグレーの棒グラフで示しました。
– 置換を行う時間 (大文字小文字を区別する) テストでは、大文字小文字を区別するオプションのほかは、すべて既定の設定を使用しました。元に戻す情報は保持されました。
– 置換を行う時間 (大文字小文字を区別する) テストでは、H 7.10 においては、「スピード アップ」オプションを使用しました。このオプションを使用しないと、置換は非常に遅く計測できませんでした。
– 置換を行う時間 (大文字小文字を区別する) テストでは、U 14.20 においては、「Use temporary files for editing (normal operation)」オプションを使用しました。「Open file without temp file but prompt for each file (CAUTION: Edits are permanent, decreases load time for large files)」オプションを使用すると、置換は非常に速く計測できませんでした。
– 起動時間 (サイドバー無し) テストでは、起動速度を最適化するため、サイドバー無しで実験を行いました。
– Notepad (メモ帳) 6.0 と WordPad (ワードパッド) 6.0 は、マイクロソフトのプログラムで、Windows Vista のインストールに含まれています。
– EmEditor とマイクロソフト以外のテキスト エディタについては、匿名にするため名前のイニシャル文字で表示しました。
– 日本語テキスト エディタ H 7.10 には英語版があったため、英語版を使用して実験を行いました。
– 日本語テキスト エディタ T2 0.93 については、コントロール パネルの地域と言語のオプションで日本語の設定にして実験を行いました。
– プログラムの起動時間を計測するため、起動速度計測器を使用しました。

2009 年 2 月 16 日

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