EmEditor v16.7.0 beta 3 を公開しました
本日、EmEditor v16.7.0 beta 3 を公開いたしました。
※ベータ版は頻繁に更新されています。今後、新しいベータ版に自動更新を行うには、[ヘルプ] メニューの [更新チャネルの選択] で、ベータ版を選択してください。
v16.6.0 からの主な変更点は、次の通りです。
一般の新機能
- Windows 10 Creators Update の新機能である「モニターごとの DPI 対応 v2」に対応。DPI値が異なる複数モニターで使用する場合のダイアログ ボックス、メニュー、ツール バーなどの表示がより自然になりました。
- 行番号の形式は、区切り文字を入れない v16.5 以前の形式が既定になりました。
- アウトプット バーを使用した「ファイルから検索」、アウトプット バーを使用した検索ダイアログの「抽出」が大幅に高速化されました。
測定結果例
v16.6 | v16.7 | 比較 | |
---|---|---|---|
「1」を抽出 | 166.8 秒 | 0.93 秒 | 179 倍に高速化 |
「1」をファイルから検索 | 120.3 秒 | 0.90 秒 | 134 倍に高速化 |
* すべて、”0123456789″ の文字列を 10万行並べたASCIIファイル、大文字と小文字を区別しない、エスケープシーケンスを使用。アウトプット バーを使用。Windows 10 (64-bit) Core i7-4790 16GB RAM
新しい設定
- [カスタマイズ] ダイアログの [形式] タブの [行番号(10進数)] と [行番号(16進数)] ボックスの中に、[空白幅] スライダーが追加されました。
- 設定のプロパティの [スクロール] タブに、[3D 表示] チェック ボックスが追加されました。
プラグイン API の新機能
- EE_SET_CELL メッセージが追加されました。
- Editor_SetCell インライン関数が追加されました。
- SET_CELL_INFO 構造体が追加されました。
マクロの新機能
- Document オブジェクトに SetCell メソッドを追加しました。次のように使用します。
document.SetCell( yLine, iColumn, str, flags );
flags に指定できる値は以下のいずれかです。
eeAutoQuote — 文字列に区切り文字、改行、引用符が含まれていないかを確認し、必要なら自動的にエスケープを行い、引用符を追加します。
eeDontQuote — 上の処理を行いません。
eeAlwaysQuote — 常に引用符を追加します。
不具合の修正
- 検索ダイアログ ボックスの抽出機能に関する特定の不具合を修正しました。
- アウトプット バーの標準入力に関する特定の不具合を修正しました。
ダウンロード
(正式版が公開されたら、上記のファイルは削除されます。正式版は、ダウンロード ページよりダウンロードしていただけます。)
正式版の公開前にできるだけ多くの不具合を発見したいため、このベータ版をお試しいただき、不具合が見つかりましたらご報告していただけますようお願い申し上げます。
ベータ版についてのご意見、不具合のご報告は、ベータ版フォーラムをご利用ください。
今後も EmEditor を引き続きご愛顧くださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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