[匿名]

彼と出会った12年前の春、見慣れた町並みが通学路から通勤路へと変わりました。
初出勤日に与えられたFM-VにインストールされていたのはシンプルなCコンパイラとEmEditorでした。
それ以来の長い付き合いの中で、私は経験を身につけ、彼は機能を洗練しました。
付き合い始めの頃はといえば、彼が先に落ちてしまって泣いたこともありましたし、はやいと謳いながら実は秀丸のほうがうまくて悔しい思いをしたこともありました。
しかし考えてみると、付き合うということとは「諦めないこと」と「同じ経験を共有すること」に他なりません。

私はEmEditorフォーラムに彼の失敗談を語りました。何度やっても秀丸に軍配の上がる作業をも、なお頑なにして彼に任せました。そんなとき、応答のない彼をただひたすらに待っていた時間さえ今は愛せるのです。
そんな日々を通して、彼は私の思想に追従するただひとつのエディタへと変貌しました。
巨大ファイルコントローラや文字列マーク機能や比較機能はよく仕事をこなし、私を満足させ、そして会社に私を正しく評価させました。
彼のもつ生産性の高さは今や私の社会的地位さえもバックアップしています。

長く付き合えば愛せるというものは実は存在しません。
愛させる素養のあるもののみに許されるのが悠久の寵愛なのです。

彼をよく知る一人として、ここにEmEditorを推薦します。
あなたを助ける数多の道具の中にEmEditorを加えることは、あなたの人生を加速するのに必要なタスクなのです。

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