EmEditor v22.2.1 を公開しました。

本日、EmEditor v22.2.1 を公開いたしました。

v22.2.1 は、beta 1 (22.2.901) から beta 3 (22.2.903) までのすべての不具合修正を含みます。

主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 22.2 の新機能」をご覧ください。

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。

EmEditor v22.2.0 を公開しました (テクニカル レビューを含む)。

本日、EmEditor v22.2.0 を公開いたしました。

以前のバージョンでクラッシュ レポート機能を改善して以来、多くのユーザーの皆様よりクラッシュ レポートを受信しました。これらのクラッシュ レポートにより EmEditor の信頼性と頑強性を向上させることができました。受信したすべてのクラッシュ レポートを調べて、それがなければ見つからなかったであろう多くの問題を修正することができました。クラッシュ レポートを送信していただいたユーザーの皆様に感謝いたします。多くのクラッシュ (異常終了) は、低メモリ状態によるメモリ割り当て失敗が原因で発生していることがわかりました。この状況は、ユーザーがシステムの仮想メモリを増やしていれば、避けられるものでした。v22.2 では、このような状況が発生したら、メッセージ ボックスを表示して低メモリ状態であることを示し、さらに仮想メモリを増やす方法を説明するクリック可能な URL も表示するようになりました。

メモリ不足への対処法

[カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [高度] ページでは、巨大ファイルを開くために使用するメモリ サイズを指定できます。ここには大きなサイズを指定した方が EmEditor は高速に動作しますが、メモリ割り当てが失敗するほど大きくすることはできません。例えば、1 GB のファイルを開く場合、[ファイル毎最大メモリ サイズ] に 1 GB より少し大きな値を入力すると、EmEditor が最も速く動作します。以前のバージョンでは、これらの既定値は物理メモリ サイズのみにより決定されていました。しかし、より大きな仮想メモリを持つシステムは、小さな仮想メモリを持つシステムに比べて、より多くのメモリを利用できるようにするべきです。そこで、v22.2 では、[すべてのメモリ サイズを自動的に管理する] オプションを追加しました。このオプションは既定ではオンになっていて、物理メモリ サイズだけでなく利用可能な仮想メモリ サイズも調べて最適なメモリ サイズを決定します。

[カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [高度] ページ

クラッシュ レポートを調べると、多くのクラッシュは [元に戻す] 情報を保存している間に低メモリ状態で発生していることがわかりました。例えば、ユーザーが 10 GB のファイルを開いて、[並べ替え] コマンドの 1 つを選択すると、既定では [元に戻す] 機能を提供するために、並べ替えが始まる前に 10 GB のファイル全体がメモリに保存されます。10 GB はメモリでは相当なサイズです。多くのユーザーが大きなメモリ サイズを犠牲にしてまで [元に戻す] 情報が欲しいとは思えません。EmEditor では、[常に長い元に戻す情報を破棄して速くする] というオプションが存在して、このような問題が発生するのを防いでいますが、このオプションは既定ではオフになっています。v22.2 では、これと同じオプションを [進捗状況] ウィンドウにも表示して、ユーザーがこれに気付きやすくなり、簡単にオンにできるようになりました。

[進捗状況] ウィンドウ

EmEditor の以前のバージョンでは、CSV ファイルを開くと、CSV ファイル全体の中身をロードし終えるまでは、CSV モードに切り替わりませんでした。v22.2 では、CSV を検出すると、ファイルの最初の 1 MB だけ開いた時点で、CSV モードに切り替わります。さらに、CSV モードでファイルを表示、スクロール、検索を開始している間に、CSV 構文チェックはバックグラウンドで実行されます (CSV 構文チェックが進行中は、編集は無効にされています)。また、新バージョンでは、埋め込み改行が存在する場合でも CSV 自動検出を可能にしました。

v22.2 では、巨大ファイルを扱っている時の CSV 区切り位置の調節、CSV 構文チェック、CSV モードから通常モードへの切り替え、各種変換コマンド、各種並べ替えコマンドを高速化しました。高速化は、前述したメモリ サイズの自動管理により、さらに顕著なものとなっています。私共のテストでは、[AからZへの並べ替え] コマンドは、10 GB のランダム ASCII データを使用した場合、v22.1.4 と比較して 4.69 倍に高速化しています。

[ファイルから検索] を実行して結果ファイルを保存し、後でまたそのファイルを開くと、ファイルにあったハイパーリンクは消えてしまいます。以前のバージョンでは、このハイパーリンクを再表示するには、document.HighlightTag = true; というマクロを実行する必要がありました。v22.2 では、[タグ リンク] という新コマンドにより、簡単にハイパーリンクを再表示できるようになり、既定では [表示] メニューから利用可能です。

V22.2 では、置換表現構文に \V を追加し、V8 JavaScript エンジンを使用した置換表現が可能になりました。ただし、前回のテクニカル レビューでも書いたように、V8 表現を使用すると、以前の \J (JScript) よりも遅く動作する可能性があります。そこで、\V は、必要な場合だけ使用することを推奨します。

\V 表現

最後に、江村誠により開発されている [コミット リスト] プラグインは、プル、プッシュ、フェッチを行う機能を追加し、さらにコミット メッセージ、オーサー、コミット ID (ハッシュ)、タグにより、コミットの履歴にフィルターを設定する機能を追加して改善されました。

[フィルターの履歴] ダイアログ

Pro版、Free版とも お気に入りいただけましたら幸いです。将来、ご質問、機能のリクエスト、アイディアなどがございましたら、ご連絡いただくか、フォーラムにご発言ください。

今後も EmEditor を引き続きご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
— 江村豊

主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 22.2 の新機能」をご覧ください。

さらに本リリースは、v22.1 を開発中の不具合/問題の修正を含みます

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。winget を使用されている場合は、”winget install emeditor” とタイプして最新版の EmEditor のインストールが可能です (64ビットか32ビットは自動検出されます)。

EmEditor v22.1.4 を公開しました。

本日、EmEditor v22.1.4 を公開いたしました。

v22.1.4 は、v22.1 beta 6 (22.1.906) のすべての不具合修正を含みます。

主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 22.1 の新機能」をご覧ください。

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。

EmEditor v22.1.3 を公開しました。

本日、EmEditor v22.1.3 を公開いたしました。

v22.1.3 は、v22.1 beta 1 (22.1.901) から beta 5 (22.1.905) までのすべての不具合修正を含みます。

主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 22.1 の新機能」をご覧ください。

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。

EmEditor v22.1.2 を公開しました。

本日、EmEditor v22.1.2 を公開いたしました。

v22.1.2 は、次の更新を含みます。

  • テキスト レンダリングの問題を修正しました。

主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 22.1 の新機能」をご覧ください。

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。

EmEditor v22.1.1 を公開しました。

本日、EmEditor v22.1.1 を公開いたしました。

v22.1.1 は、次の更新を含みます。

  • [JavaScript エンジンとして V8 を使用する] オプションがオンの時、スニペット マクロが動作しないことがある不具合を修正しました。
  • 特定のファイルで行の折り返しが非常に遅くなることがある不具合を修正しました。
  • 低メモリー状態で巨大ファイルを開くと異常終了することがある不具合を修正しました。
  • テキスト レンダリングの高さの v22.1.0 での変更を元に戻しました。

主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 22.1 の新機能」をご覧ください。

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。

EmEditor v22.1.0 を公開しました (テクニカル レビューを含む)。

本日、EmEditor v22.1.0 を公開いたしました。

EmEditor v22.1 の主要の機能は、V8 JavaScript エンジンを使用して、最新の JavaScript (ECMAScript とも呼ばれます) をサポートしたことです。この機能は、このお客様 (1) を含め、多くのお客様に要望されていました。以前のバージョンの EmEditor は、JScript を使用していましたが、それは Internet Explorer のための Active Scripting テクノロジーを利用して実装されていました。これには、VBScript、PerlScript、PHPScript、Python、RubyScript など、多くの他の Active Scripting 言語をサポートしているという利点がありましたが、JavaScript の最新版がサポートされていないという欠点がありました。EmEditor Professional v22.1 は、古い JScript など他の Active Scripting をサポートしつつ、最新の JavaScript もサポートするようになりました。

既定では、JavaScript マクロは、古い JScript エンジンを使用して実行されます。JavaScript マクロに V8 エンジンを使用するには、マクロの先頭に次の行を追加します。

#language="v8"

既定ですべての JavaScript マクロを V8 エンジンを使用して実行したい場合には、[マクロ] メニューの [カスタマイズ] を選択し、[JavaScriptエンジンとしてV8を使用する] オプションを設定します。既定では V8 を選択しながら、非互換マクロを JScript として実行するには、JScript マクロの先頭に次の行を追加します。

#language="JScript"

最新の JavaScript のサポートにより、サード パーティー製ライブラリの使用を可能にしました。例えば、次のように、Luxon ライブラリにより、日付と時刻を簡単に扱うことができます。

#language="v8"
#include "luxon.min.js"
alert( luxon.DateTime.now().setZone('America/New_York').minus({weeks:1}).endOf('day').toISO() );

また、次のように、Currency.js ライブラリを使用して、浮動小数点のよくある誤差を気にせずに通貨の計算を行うことができます。

#language="v8"
#include "currency.min.js"
var d = currency( 0 );
for( i = 0; i != 10000; ++i ) { 
    d = d.add( 0.01 );   //  $0.01 掛ける 10000
}
alert( "$" + d );  // 期待した通り、結果は $100.00 になります。Currency.js ライブラリを使わないと、期待した結果にならないこともあります。

現在のところ、EmEditor マクロは JavaScript モジュールをサポートしていません。したがって、Node.js や import キーワードを使用したライブラリのインポートを行うことはできません。サード パーティー製ライブラリを使用するには、ライブラリ (通常、.min.js の拡張子が付いています) をダウンロードして、#include を使用して含める必要があります。

既存のマクロを V8 として実行することを決めた場合は、すべてのキーワードが大文字小文字を区別して書かれているか確認してください。既存のマクロに次の行が含まれていた場合、

redraw = false

次のように書き換える必要があります。

Redraw = false

V8 は、JScript では利用できていた ActiveXObject オブジェクトを使用してオブジェクトを作成することはできません。しかし、よく使うメソッドについては、代わりに Shell オブジェクトの新しく追加したメソッドを使用することができます。例えば、既存のマクロに次のコードが含まれていた場合、

fso = new ActiveXObject( "Scripting.FileSystemObject" );
if( fso.FileExists( filename ) ) {
    fso.DeleteFile( filename );
}

次のように書き換える必要があります。

if( shell.FileExists( filename ) ) {
    shell.DeleteFile( filename );
}

V8 では、マクロは常に非同期に実行するため、JScript よりも遅くなることがあります。現在のところ、[JavaScriptエンジンとしてV8を使用する] オプションは、既定でオフになっています。これは、古い JScript マクロとの非互換性の問題に対応するためです。しかしながら、最新の JavaScript のサポートは不可避であり、将来のバージョンでは V8 が既定になるかもしれません。

V8 JavaScript エンジンのサポートは、Microsoft Edge WebView2 コントロールの使用により実現されています。WebView2 コントロールは、Windodws 10/11 の最近のバージョンに含まれています。もし V8 マクロが動作しない場合は、OS を Windows 10/11 の最新版に更新するか、Microsoft Edge の最新版をインストールするか、あるいは WebView2 ランタイム (エバーグリーン ブートストラップ、または Evergreen スタンドアロン インストーラー)をダウンロードしてインストールしてください。

WebPreview プラグインも WebView2 コントロールをサポートして、Microsoft Edge を使用して HTML ファイルを表示できるようになりました。マクロとは異なり、このオプションは既定でオンになりますが、WebPreview プラグインのプロパティで、ブラウザー エンジンを選択できるようになります。

EmEditor Professional v22.1 では新しいコマンドが追加されました。その 1 つは、[選択範囲の分割文字列の並べ替え/重複の削除] コマンドです。例えば、次の単語の列があったとします。

orange, banana, apple, banana, pineapple, apple

これらの単語を選択し、[並べ替え] メニューの [選択範囲の分割文字列の並べ替え/重複の削除] コマンドを選択します。すると、[選択範囲の並べ替え] ダイアログ ボックスが表示されるので、[重複した文字列を削除] を設定し、[AからZへ並べ替え] を選択します。結果は次のようになります。

apple, banana, orange, pineapple

多くの場合、このコマンドは、区切り、この場合は “, ” (カンマとスペース)、を自動的に検出します。

もう1つの新しいコマンドは、CSV 列を扱うために追加しました。以前は、行の並べ替えしかできませんでしたが、[列の並べ替え] コマンドにより、指定した行、通常は最初の行 (ヘディング) の文字列により、CSV 列を並べ替えることができるようになりました。またオプションとして、(指定した行の) 重複するセルの列を削除したり、(指定した行の) 空のセルを含む列を削除することができます。

最後の新しいコマンド、[列の管理] コマンドは、以前の [列を移動/コピー] コマンドに取って代わるものです。[CSV用の列ヘッダー] 上で右クリックして表示されるメニューより [列の管理] コマンドを選択すると、[列の管理] ダイアログ ボックスが表示され、列ヘディングの一覧が表示されます。一覧から 1 つまたはそれ以上の列を選択して、ドラッグ アンド ドロップにより、選択した列を移動、または再配置することができます。また、一覧で右クリックして [コピー] と [貼り付け] を選択して選択列を 2重化することができます。さらに、[削除] ボタンをクリックして選択列を削除したり、[並べ替え] ボタンをクリックして、すべての列を並べ替えることもできます。

これらのコマンドを使用した操作をマクロに記録することができます。[選択範囲の分割文字列の並べ替え/重複の削除] コマンドは、Selection オブジェクトの Sort メソッドとして記録されます。例えば、選択範囲にカンマで区切られた単語が含まれていたとすると、次のコードは選択範囲を A から Z に並べ替えます。

document.selection.Sort( ",", "A+" );

[列の管理] コマンドは、Document オブジェクトの RearrangeColumns メソッドとして記録されます。例えば、現在の CSV 文書に 3列が含まれていたとすると、次のコードは、最初の列が文書の右端に移動します。

document.RearrangeColumns("2,3,1");

EmEditor Professional として最後に、江村誠により開発されているコミット リスト (Git) プラグインは、コミットの作成、ブランチの変更、ステージング済みの変更、変更を元に戻す機能を追加しました。

EmEditor Professional と Free v22.1 には、お客様のフィードバックにより多くの機能が追加されています。例えば、新バージョンは、数値範囲に、区切り無しの日付フォーマットをサポートするようになりました。例えば、次のような数値範囲表現を使用すると、

File[20221205 , 20221207 "yyyyMMdd" ].txt

次の行を検索、フィルター、抽出することができます。

File20221205.txt
File20221206.txt
File20221207.txt

誠は、[クラッシュ レポート] ダイアログ ボックスのデザインを変更し、EmEditor Professional/Free の中からクラッシュ レポートを送信する機能を追加しました。これにより、クラッシュ レポートを探してメールで送信するという手間を省くことができます。既にベータ版を開発中に多くレポートを受信しており、それにより、正式版を公開する前に既にバグを修正することができて、この新機能について肯定的に感じています。既にクラッシュ レポートを送信していただいたお客様に感謝いたします。

[クラッシュ レポート] 送信機能をデザインする際、決して個人情報が送信されることのないようにしました。さらに、クラッシュ レポートを送信するかどうかを決めるのはお客様自身です。[クラッシュ レポート] ダイアログ ボックスで [送信] ボタンをクリックしなければ、お客様のデータが送信されることは一切ありません。

最後に、EmEditor Professional と Free v22.1 は、選択範囲の文字数を数える動作を、SIMD 命令セットで書かれたマルチスレッドのコードにより、大幅に高速化しました。選択範囲の文字数はステータス バーに表示され、Unicode サロゲート ペアは 1文字として数えられます。

さらに誠は、デスクトップ インストーラーとポータブル版のファイルを emeditor.com から emeditor.info に移動するという新しい考えを思いつきました。新しいドメイン (emeditor.info) は、コンテンツ デリバリ ネットワーク (CDN) を利用して、ホストしたファイルを高速に配信することができるようになりました。このドメインの変更は、一部のセキュリティ ソフトウェアの警告を発生させる可能性がありますが、ドメイン変更による警告は安全に無視、無効化して問題はありません。

Pro版、Free版とも お気に入りいただけましたら幸いです。将来、ご質問、機能のリクエスト、アイディアなどがございましたら、ご連絡いただくか、フォーラムにご発言ください。

今後も EmEditor を引き続きご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
— 江村豊

主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 22.1 の新機能」をご覧ください。

さらに本リリースは、v22.1 を開発中の不具合/問題の修正を含みます

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。winget を使用されている場合は、”winget install emeditor” とタイプして最新版の EmEditor のインストールが可能です (64ビットか32ビットは自動検出されます)。

EmEditor v22.0.1 を公開しました。

本日、EmEditor v22.0.1 を公開いたしました。

v22.0.1 は、次の更新を含みます。

  • Windows 11 Update (Version 22H2) で指定するページのみを印刷することができなかった問題を回避しました (例えば、[印刷] ダイアログで 3ページ目のみを指定して印刷しようとしても 1ページ目が印刷されていました)。
  • EmEditor Free で [検索]/[置換] ダイアログ ボックスの [>] ボタンをクリックしたときに表示されるメニューに [あいまい一致のオプション] が残っていた不具合を修正しました。[あいまい一致のオプション] は、EmEditor Professional でのみ利用可能です。
  • v22.0.0 では、[ファイル エクスプローラ] で [登録されている拡張子は表示しない] オプションがオンになっていても、ファイル拡張子が表示されるようになりましたが、元に戻しました。
  • テキスト スタイルのための異体字セレクタ (VS15)(U+FE0E) を含む絵文字シーケンスに対応しました。
  • CSVモードまたは複数選択で一括置換が正しく動作しないことがあった v22.0 以前からの不具合を修正しました。
  • CSVセル選択モードで最後の行が空の場合に最後の改行がコピーされなかった v22.0 以前からの不具合を修正しました。
  • 巨大ファイルで [次の次の文字列を選択に追加] コマンドに関する v22.0 以前からの不具合を修正しました。
  • [EmEditor高速起動] オプションがオンの場合、EmEditor 起動時間を表示しないようにしました。

主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 22.0 の新機能」をご覧ください。

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。

窓の杜で EmEditor の記事が掲載されました。

EmEditor v22.0.0 を公開しました (テクニカル レビューを含む)。

本日、EmEditor v22.0.0 を公開いたしました。

EmEditor v22.0 の主要の機能は、「あいまい一致」で、類似文字列の一致を利用して検索、フィルター、CSVの結合などを実現し、Professional 版では、さらにカスタマイズ可能です。この機能は、複数のお客様 (1, 2, 3) から要望されていました。EmEditor Professional では、この機能には複数のオプションを含んでいますが、EmEditor Free では [類似する文字列に一致] オプションのみが利用可能です。[類似する文字列に一致] オプションは、レーベンシュタイン距離、または編集距離と呼ばれる方法を使用して、2個の文字列がどの程度、類似しているかを計算します。すなわち、EmEditor は、2個の文字列を比較し、ある文字列を別の文字列に変換するまで、何ステップの編集が必要かを数えます。例えば、2個の文字列が以下だったとします。

「あいみい一致検索」 と 「あいまい一致の検索」

最初の文字列の 3文字目の「み」は「ま」に置き換える必要があり、7文字目の「検」の前に「の」を挿入する必要があります。したがって、これらの文字列の間の編集距離は 2 となります。

EmEditor Professional の [検索] ダイアログ ボックスで [あいまい一致] チェック ボックスを選択すると、[あいまい一致のオプション] ダイアログ ボックスが表示します。そこで、[類似性レベル] と [最大編集距離] オプションを使用して、どの程度の類似性が一致かを決定することができます。例えば [類似性レベル] が [3/4 (75%)] だとすると、一致するためには 4文字毎に 1編集距離までで、かつ [最大編集距離] で指定された値を超えない編集距離が許されます。つまり、文字列が 4文字以上であれば 1編集距離まで、8文字以上であれば 2編集距離までが許されます。

EmEditor Professional では、さらに多くのオプションがあいまい一致機能で利用可能です。次のオプションはすべて前述した [類似する文字列に一致] オプションを設定せずに使用することができます。[発音区分符号、濁点、半濁点などの前進を伴わない結合文字を区別しない] オプションは、発音区分符号、濁点、半濁点、その他の前進を伴わない結合文字 (後述する絵文字シーケンスを除く) を無視したい時に特に便利です。このオプションは、例えば、以下の文字列は同一とみなされます。

「e」と「é」
「c」と「ç」
「ハ」と「パ」

このオプションを選択すると、EmEditor は両方の文字列に Unicode正規化形式 (正準分解) を適用してから比較し、比較時に前進を伴わない結合文字を無視します。

[絵文字シーケンスを無視する] オプションは、シーケンスの最初のコード値を除いて、絵文字シーケンスの違いを無視します。例えば、

「👨‍🦰」(赤髪男、U+1F468 U+200D U+1F9B0)
と
「👨‍🦳」(白髪男、U+1F468 U+200D U+1F9B3)

は同一とみなされます。

[文字列/文字範囲] オプションは、文字列の類似性を定義するにおいて高度な柔軟性を実現します。例えば、長音符「ー」を無視すると指定すると、次の 2個の文字列は区別されなくなります。

「エディター」と「エディタ」

アンパサンド「&」を無視すると指定すると、次の 2個の文字列は区別されなくなります。

「fuzzy」と「fu&zzy」

Unicode用字、Unicode一般カテゴリ、文字コードの最小値と最大値、またはこれらの組み合わせにより文字範囲を指定することもできます。例えば、Unicode一般カテゴリとして「Pc,Pd,Pe,Pf,Pi,Po,Ps」を無視すると指定すると、文字列内のすべての句読点が無視されます。そこで、次の 2個の文字列は区別されなくなります。

「Emurasoft, Inc.」と「Emurasoft Inc」

[あいまい一致のオプション] ダイアログ ボックスには、さらに多くのオプションが利用可能です。詳しくは、ヘルプをご参照ください。

[検索] または [フィルター] コマンドで [あいまい一致] オプションを使用すると、あいまいに一致したけれど完全には一致しない文字列は、青い波線の下線で区別して表示されます。将来のバージョンの EmEditor では、マウス ポインターをこれらの青い波線の下線の上にポイントすると、ツールチップを表示して、これらのあいまい文字列をコピーまたは修正できるようになるでしょう。

[あいまい一致] オプションは、[検索]、[置換]、[ファイルから検索]、[ファイルから置換]、[連続検索]、[連続置換]、[ファイルから連続検索]、[ファイルから連続置換]、[CSVの結合] ダイアログ ボックス、[検索]、[フィルター] ツール バーで使用できます。現在のところ、[あいまい一致のオプション] はアプリ全体の設定であり、これらすべてのダイアログ ボックスやツール バーで共有されます。

[CSVの結合] ダイアログ ボックスで [あいまい一致] オプションを使用すると、類似で一致した文字列で 2個の CSV 文書を結合することができます。例えば、次の 2個の CSV 文書があるとします。

ID    会社名
1     Emurasoft, Inc.
2     Microsoft Corporation
3     Apple Inc.
州    会社名
CA    Apple Inc
WA    Microsoft Corp.
WA    Emurasoft Inc

これらの 2個の CSV を会社名で結合したいとします。EmEditor の以前のバージョンでは、「Emurasoft, Inc.」が「Emurasoft Inc」と一致しないため、正しく結合することができませんでした。あいまい一致を使用すると、句読点を無視するように指定したり、「Corp」を「Corporation」として処理することができるため、結果は次のようになります。

ID    会社名                 州       会社名
1     Emurasoft, Inc.         WA      Emurasoft Inc
2     Microsoft Corporation   WA      Microsoft Corp.
3     Apple Inc.              CA      Apple Inc

[連続検索] または [連続置換] ダイアログ ボックスで定義されたすべての検索文字列に [あいまい一致] オプションを適用することもできます。リスト ボックスのすべての項目に [あいまい一致] オプションを設定またはクリアするには、リスト ボックスのすべての項目を選択して、右クリックしてメニューを表示すると、[あいまい一致] オプションのオンとオフを切り替えることができます。ただし、[あいまい一致] オプションは、検索文字列が非常に多い場合やファイル サイズが巨大な場合、検索速度を著しく低下させるので注意が必要です。

v22.0 のその他の機能として、メール メッセージ ヘッダーで使われる MIME Encoded-Word (Base64) を強調表示することができるようになり、お客様より要望されていました。たとえば、メッセージ ヘッダーに次の行が含まれているとします。

Subject: =?UTF-8?B?W0VtRWRpdG9yICjjg4bjgq3jgrnjg4jjgqjjg4fjgqPjgr8pXQ==?=
 =?UTF-8?B?IOOCqOODs+OCs+ODvOODieOBruWumue+qeOBq+aXouWumuWIhui/veWKoA==?=

EmEditor は、これらの行を強調表示し、マウス ポインターをヘッダーの上にポイントすると、ツールチップを表示して、元の文字列を表示したりコピーしたりすることができるようになります。

あるお客様は、クリップボード内の文字列がどのように貼り付けられるかをカスタマイズできる機能を要望されていました。箱型選択から文字列をコピーして通常のテキストに貼り付けると、結果は期待した通りにならない場合があります。この場合、貼り付けた後に表示されるクリップボード アイコンをクリックすると、[クリップボード履歴] ウィンドウが表示されます。先ほど貼り付けた文字列上で右クリックすると、コンテキスト メニューが表示され、そこで [文字で挿入]、[行で挿入]、[箱型で挿入]、[セルで挿入] コマンドを選択できるようになりました。

既定のメイン メニューはデザインが変更され、[挿入]、[変換]、[ブックマーク]、[並べ替え]、[プラグイン] ポップアップ メニューをトップに含むようになりました。お持ちのキーボードに発音区分符号用のキーが含まれていない場合、[挿入] メニューの中の [発音区分符号] サブメニューを使うと、対応するショートカット キーを覚えなくてもこれらの特殊文字を入力できるようになるため便利でしょう。既定のメイン メニューを使用されている場合、この変更を気に入っていただけると幸いですが、もし気に入っていただけない場合、[ツール] メニューの [メニューの変更] を選択して、いつでもメニューをカスタマイズすることも可能です。

v22.0 は、Unicode 15.0 をサポートしました。例えば、次の文字は、Unicode 15.0 で新たに追加された絵文字です。

🫨 U+1FAE8 (SHAKING FACE)
🩷 U+1FA77 (PINK HEART)
🫎 U+1FACE (MOOSE)
🛜 U+1F6DC (WIRELESS)

上の文字を正しく表示するには、Unicode 15.0 に対応したフォントが必要になりますが、EmEditor にこれらをコピー、貼り付けして、カーソルを各文字の左に置いて [文字コード値] コマンド (Ctrl+I) を使用すると、その正しい Unicode名を表示することができます。この更新は、[文字コード値] コマンドにより表示される Unicode名、Unicode用字、Unicode一般カテゴリに影響されます。また、文字の半角と全角の区別が East Asian Width により影響されます。しかし、Onigmo 正規表現エンジンは、現在のところ、以前のバージョンの Unicode に準拠しており、今回の更新には影響されません。

最後に、[コミット リスト] (Git) プラグインは、ブランチの比較機能を追加して更新され、さらに他の改善により使いやすくなりました。

Pro版、Free版とも お気に入りいただけましたら幸いです。将来、ご質問、機能のリクエスト、アイディアなどがございましたら、ご連絡いただくか、フォーラムにご発言ください。

今後も EmEditor を引き続きご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
— 江村豊

主な変更点、画面図など、詳しくは、「Version 22.0 の新機能」をご覧ください。

さらに本リリースは、v22.0 を開発中の不具合/問題の修正を含みます

デスクトップ インストーラー版をご使用の場合、[ヘルプ] メニューの [更新のチェック] を選択して更新していただけます。この方法で更新できない場合には、最新版をダウンロードして、そのダウンロードしたインストーラーを実行してください。デスクトップ ポータブル版の場合、こちらよりダウンロードして、更新していただけます。ストア アプリ版の場合、数日後、Microsoft ストア (64ビット または 32ビット) よりダウンロードまたは更新していただけます。winget を使用されている場合は、”winget install emeditor” とタイプして最新版の EmEditor のインストールが可能です (64ビットか32ビットは自動検出されます)。